【二次創作SS】仮面ライダージョーカー前編【妄想】
2020年8月29日 特撮・映画仮面ライダーWの最後の宿題と言われている、オリジナル映像作品「仮面ライダー
ジョーカー」ですが、残念ながら10周年になっても音沙汰なしでした。
翔太朗くんのその後としては、「平成対対昭和」で描かれているところもある
けれど、やはり主人公として活躍している作品が欲しいです。
なので、脳内で小説書いてみました。
いくつか『ダイ大』の要素が入っているので、それも楽しんで下さい。
仮面ライダーダブルRETURS
仮面ライダージョーカー「霧のように消えたY」
【これまでのダブルは?】
フィリップが消えて4か月が過ぎた。鳴海探偵事務所は沈んだ空気のままだが、
それでも依頼はときおり飛び込んでくる。風都タワーの再建も順調に進んでいる。
巷で評判の翔太朗のペット探しは、翔太朗の心を少しでも癒してくれるのかも
知れない。さて、本日の依頼は・・・?
女「あの~・・・すいません。人を探してほしいんですけど」
所長「はいはい~、いらっしゃいませ~!どうぞどうぞ。お話、聞かせて下さい」
女の依頼は、記憶喪失になって治療中の知人が行方不明になったので探して
ほしいということだった。女はその知人が飼っていた猫を預かっているという。
その猫の名は「きのう」!
所長「きのう!?行方不明!? もしかして、その人の名前は・・・?」
女「須藤雪絵」
所長「翔太朗くん!」
翔太朗「まさか・・・」
須藤雪絵、イエスタデイ事件の中心人物である。殺された兄、須藤霧彦の復讐の
ために園崎家に乗り込んだが失敗、メモリの副作用で記憶喪失となってしまった
悲しい女性だ。
彼女がイエスタデイメモリを使った事実は、翔太朗と照井竜の胸のうちに留まり、
罪に問われることはなかった。孤児院出身の彼女は、失われた記憶はそのままに、
数少ない友人の世話になりながら、徐々に日々の生活を始めたところだった。
依頼人はその友人の中でも最も親しい1人だった。
依頼人が事務所を去った後
所長「翔太朗くん・・・大丈夫?ペット探しのようにはいかないと思うよ」
翔太朗「うるせ~な!あんな友達思いの依頼人を泣かせるわけにはいかない
だろうが!」
所長「(依頼人よりも、雪絵さんのほうが気になっているくせに・・・)
はいはい、だったら、さっさと調査開始!」
行方不明の人物を探す基本は、交友関係と行動範囲だ。記憶喪失となった彼女は、
そのどちらも限られてくる。調査は簡単かと思われた。
だが、その狭い範囲でさえ、手掛かりは全くなかった。目撃者もなく、まさに
霧のように彼女は消えたのだ。
翔太朗「こんな時にフィリップがいれば・・・」
翔太朗「・・・。だからダメなんだ、オレは!くそっ!」
雪絵の手がかりは全く得られなかったが、聞き込みを続けるうちに気になる
証言をいくつか聞いた。
証人A「公園でね、一人芝居しているような人がいたのよ。何言っているのかは
聞こえなかったけど、突然叫んだり、泣き出したり、暴れだしたり・・・。
それで、急に気を失って倒れちゃったから、怖くなって警察に電話して、
そのまま逃げだしちゃった」
証人B「私もそんな話聞いたことがある。ただの噂話かと思ってたけど」
翔太朗「まさか・・・イエスタデイメモリ?」
事務所にて
翔太朗「(いや、イエスタデイメモリは確かにあの時壊れたはず。雪絵さんで
あるはずがない。可能性があるとしたら、風都にまだ残っているガイアメモリ。
イエスタデイとは限らないが、ガイアメモリのことならこの鳴海探偵事務所と
もう一つ!)」
風都署超常犯罪捜査課
照井竜「奇妙な行動の後に気を失った人の事件は何件かあった。だがどれも
夢遊病や、せん妄ということで片付けられている。起きた場所も、どこかに
集中しているわけではない。大きな被害は起きてないし、ガイアメモリの
せいかどうかも断言できないので、オレが動くわけにはいかないんだ。」
翔太朗「わかった。その人たちは今どうしてる?」
翔太朗はその人たち全て聞き込みにあたった。よく覚えてない、わからない、
知らない、全ての証言は全く役に立ちそうになかった・・・
翔太朗「ま、探偵業はこんなもんさ。ここは一旦、ふりだしに戻るか」
事務所への帰路で・・・
男「何やら、嗅ぎまわっているのはお前か?」
翔太朗「何だ?(もしや、手がかりが向こうから来てくれた!?)」
男「お前も忘れさせてやるよ」
ガイアメモリ「イエスタデイ!」
イエスタデイドーパントは刻印を打ち込んでくるが、なんとか躱す翔太朗。
翔太朗「エクストリームになれない今は、これは食らうわけにはいかない!」
「ジョーカー!」
仮面ライダージョーカーとイエスタデイドーパントの戦闘がはじまる。
だが、本当のイエスタデイドーパントと闘ったことのある翔太朗には、
このドーパントは明らかに劣化品でしかないと気付いていた。
翔太朗「メモリブレイクして、洗いざらい吐いてもらうぜ」
「ジョーカーマキシマムドライブ!」「ライダーパンチ!」
しかし、そこに新たなドーパントが割って入った。
翔太朗「何! 誰だ、お前は?」
謎のドーパント「君が噂の仮面ライダーか。粗悪なコピー品といえど、
このメモリをブレイクされるわけにはいかないんでね」
翔太朗「ならば、お前ともどもブレイクしてやるぜ!」
翔太朗はさらに感情を高ぶらせる。ジョーカーメモリは、翔太朗の感情が
高まるほどその出力を上げるのだ。未知の敵には、自身の最大の技を
ぶつけるのが最善の闘い方なのだ。
「ジョーカーマキシマムドライブ!」「ライダーキック!」
しかし翔太朗が相手のスキをついて放った必殺技は、寸前で躱されてしまう。
まるで、そこにライダーキックがくることを予測していたかのように。
手痛い反撃を喰らう翔太朗・・・謎のドーパントが言う「さあ、忘れてもらうぞ」
そこへ通報を受けて駆け付けた数台のパトカー。その1台から、赤いジャケット
の男が降りてくる。「待たせたな、左」
それを見て謎のドーパント、「これはこれは、照井竜警視。私の能力とあなたの
スピード、どちらが上か試してみたいのは確かですが、その間にこのメモリを
奪われては本末転倒、私の大いなる目的も果たせません。この場は引かせて
もらいますよ」
警察の包囲網を苦にせず、謎のドーパントたちは去っていった・・・
後編に続く!
ジョーカー」ですが、残念ながら10周年になっても音沙汰なしでした。
翔太朗くんのその後としては、「平成対対昭和」で描かれているところもある
けれど、やはり主人公として活躍している作品が欲しいです。
なので、脳内で小説書いてみました。
いくつか『ダイ大』の要素が入っているので、それも楽しんで下さい。
仮面ライダーダブルRETURS
仮面ライダージョーカー「霧のように消えたY」
【これまでのダブルは?】
フィリップが消えて4か月が過ぎた。鳴海探偵事務所は沈んだ空気のままだが、
それでも依頼はときおり飛び込んでくる。風都タワーの再建も順調に進んでいる。
巷で評判の翔太朗のペット探しは、翔太朗の心を少しでも癒してくれるのかも
知れない。さて、本日の依頼は・・・?
女「あの~・・・すいません。人を探してほしいんですけど」
所長「はいはい~、いらっしゃいませ~!どうぞどうぞ。お話、聞かせて下さい」
女の依頼は、記憶喪失になって治療中の知人が行方不明になったので探して
ほしいということだった。女はその知人が飼っていた猫を預かっているという。
その猫の名は「きのう」!
所長「きのう!?行方不明!? もしかして、その人の名前は・・・?」
女「須藤雪絵」
所長「翔太朗くん!」
翔太朗「まさか・・・」
須藤雪絵、イエスタデイ事件の中心人物である。殺された兄、須藤霧彦の復讐の
ために園崎家に乗り込んだが失敗、メモリの副作用で記憶喪失となってしまった
悲しい女性だ。
彼女がイエスタデイメモリを使った事実は、翔太朗と照井竜の胸のうちに留まり、
罪に問われることはなかった。孤児院出身の彼女は、失われた記憶はそのままに、
数少ない友人の世話になりながら、徐々に日々の生活を始めたところだった。
依頼人はその友人の中でも最も親しい1人だった。
依頼人が事務所を去った後
所長「翔太朗くん・・・大丈夫?ペット探しのようにはいかないと思うよ」
翔太朗「うるせ~な!あんな友達思いの依頼人を泣かせるわけにはいかない
だろうが!」
所長「(依頼人よりも、雪絵さんのほうが気になっているくせに・・・)
はいはい、だったら、さっさと調査開始!」
行方不明の人物を探す基本は、交友関係と行動範囲だ。記憶喪失となった彼女は、
そのどちらも限られてくる。調査は簡単かと思われた。
だが、その狭い範囲でさえ、手掛かりは全くなかった。目撃者もなく、まさに
霧のように彼女は消えたのだ。
翔太朗「こんな時にフィリップがいれば・・・」
翔太朗「・・・。だからダメなんだ、オレは!くそっ!」
雪絵の手がかりは全く得られなかったが、聞き込みを続けるうちに気になる
証言をいくつか聞いた。
証人A「公園でね、一人芝居しているような人がいたのよ。何言っているのかは
聞こえなかったけど、突然叫んだり、泣き出したり、暴れだしたり・・・。
それで、急に気を失って倒れちゃったから、怖くなって警察に電話して、
そのまま逃げだしちゃった」
証人B「私もそんな話聞いたことがある。ただの噂話かと思ってたけど」
翔太朗「まさか・・・イエスタデイメモリ?」
事務所にて
翔太朗「(いや、イエスタデイメモリは確かにあの時壊れたはず。雪絵さんで
あるはずがない。可能性があるとしたら、風都にまだ残っているガイアメモリ。
イエスタデイとは限らないが、ガイアメモリのことならこの鳴海探偵事務所と
もう一つ!)」
風都署超常犯罪捜査課
照井竜「奇妙な行動の後に気を失った人の事件は何件かあった。だがどれも
夢遊病や、せん妄ということで片付けられている。起きた場所も、どこかに
集中しているわけではない。大きな被害は起きてないし、ガイアメモリの
せいかどうかも断言できないので、オレが動くわけにはいかないんだ。」
翔太朗「わかった。その人たちは今どうしてる?」
翔太朗はその人たち全て聞き込みにあたった。よく覚えてない、わからない、
知らない、全ての証言は全く役に立ちそうになかった・・・
翔太朗「ま、探偵業はこんなもんさ。ここは一旦、ふりだしに戻るか」
事務所への帰路で・・・
男「何やら、嗅ぎまわっているのはお前か?」
翔太朗「何だ?(もしや、手がかりが向こうから来てくれた!?)」
男「お前も忘れさせてやるよ」
ガイアメモリ「イエスタデイ!」
イエスタデイドーパントは刻印を打ち込んでくるが、なんとか躱す翔太朗。
翔太朗「エクストリームになれない今は、これは食らうわけにはいかない!」
「ジョーカー!」
仮面ライダージョーカーとイエスタデイドーパントの戦闘がはじまる。
だが、本当のイエスタデイドーパントと闘ったことのある翔太朗には、
このドーパントは明らかに劣化品でしかないと気付いていた。
翔太朗「メモリブレイクして、洗いざらい吐いてもらうぜ」
「ジョーカーマキシマムドライブ!」「ライダーパンチ!」
しかし、そこに新たなドーパントが割って入った。
翔太朗「何! 誰だ、お前は?」
謎のドーパント「君が噂の仮面ライダーか。粗悪なコピー品といえど、
このメモリをブレイクされるわけにはいかないんでね」
翔太朗「ならば、お前ともどもブレイクしてやるぜ!」
翔太朗はさらに感情を高ぶらせる。ジョーカーメモリは、翔太朗の感情が
高まるほどその出力を上げるのだ。未知の敵には、自身の最大の技を
ぶつけるのが最善の闘い方なのだ。
「ジョーカーマキシマムドライブ!」「ライダーキック!」
しかし翔太朗が相手のスキをついて放った必殺技は、寸前で躱されてしまう。
まるで、そこにライダーキックがくることを予測していたかのように。
手痛い反撃を喰らう翔太朗・・・謎のドーパントが言う「さあ、忘れてもらうぞ」
そこへ通報を受けて駆け付けた数台のパトカー。その1台から、赤いジャケット
の男が降りてくる。「待たせたな、左」
それを見て謎のドーパント、「これはこれは、照井竜警視。私の能力とあなたの
スピード、どちらが上か試してみたいのは確かですが、その間にこのメモリを
奪われては本末転倒、私の大いなる目的も果たせません。この場は引かせて
もらいますよ」
警察の包囲網を苦にせず、謎のドーパントたちは去っていった・・・
後編に続く!
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