まずは主題歌。

ギャバンを観たことがないって人でも、「若さ、若さって何だ?」というフレーズ
を知ってる人はいるんじゃないでしょうか?

こんなMADが流行ったことがありましたね~。
http://www.youtube.com/watch?v=JUNLmnBZsMU

おかげでカラオケで歌っても、知っている人が多くて盛り上がります。
もちろん自分のオハコです。
「一足お先に~」のところで、足をヒョコヒョコさせるとわかる人にはわかりますよ。

この頃のヒーローものの主題歌って、熱いんですよね~。
気分が落ち込んでいるときに、クルマでガンガンかけると立ち直れます。
自分のソウルソングです。


そして主人公。正義感・熱血・優しさと三拍子そろっていて、さらにお茶目で三枚目
なところもあって、親しみやすいヒーロー像。ヒーローはこうでなきゃ。

そのヒーローであるギャバンのデザインは、シンプルだが煌びやかでメカニカルな
印象で斬新。メタリックヒーローシリーズの元祖となったものです。
後のロボコップにも影響を与えたと噂されるほどでしたね。


主人公を演じる大葉健二の演技もいいですよ。父親役の千葉真一と再会する場面は、
日本のドラマ史の中でも名シーンの一つ。キルビルで二人の姿を見た時は、嬉しかったな~。

ギャバンを語る上ではアクションも欠かせません。特に変身前の素顔でのアクションは
ジャッキーチェンのようです。それが映画ではなく、毎週観れるんだから嬉しい。

クライマックスは剣を使ったチャンバラ。レーザーブレードはもちろんスターウォーズの
ライトセーバーのぱくりだけど、日本の時代劇のような殺陣は当時には本家には無かった
ものです。
今でこそ武器を使うヒーローは多いけど、チャンバラで〆る形式はギャバンから始まり、
Rxで完成を見たと言えるでしょう。


スーリー自体は定番通り、毎回悪の組織の企みを阻止して怪人を倒すというものだけど、
その中に父親探しという大河ストーリーを組み込んでいます。最終回の一つ前「再会」は
先ほど挙げた父親役の千葉真一と再会するシーンのある回ですが、怪人も倒さず
アクションもほとんどない、役者の演技だけで魅せるという画期的な演出でした。


あれからちょうど30年。お茶目でカッコ良かった一条寺烈もいいオッサンのはず。
どんな活躍を魅せてくれるでしょうか。どんな笑顔を魅せてくれるでしょうか。

現代のスーツアクターは、あのギャバンのムーブを再現してくれるでしょうか。

期待は高まるばかりです。

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