今日は私の相棒-大会用のデッキを紹介しましょう。

海バント8ミシュラン

土地 (23)
5 : 森/Forest
2 : 島/Island
1 : 平地/Plains
4 : 霧深い雨林/Misty Rainforest
4: 天界の列柱/Celestial Colonnade
4 : 活発な野生林/Stirring Wildwood
3 : 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
クリーチャー (25)
4 : 貴族の教主/Noble Hierarch
4 : リバー・ボア/River Boa
4 : ジェスの浸透者/Jhessian Infiltrator
4 : ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk
4 : 数多のラフィーク/Rafiq of the Many
5 : メタ枠
その他 (12)
4 : 広がりゆく海/Spreading Seas
4 : 巨森の蔦/Vines of Vastwood
4 : バントの魔除け/Bant Charm

サイドボード (15)
3 : 天界の粛清/Celestial Purge
3 : 瞬間凍結/Flashfreeze
4 : 否認/Negate
5 : メタ枠

メタ枠というのは、メタに合わせていろいろ変えるところです。
メインには3マナ(もしくはそれ以上の)クリーチャーを入れます。
サイドのメタ枠は、地域や雰囲気や気分で変えます。

このデッキは、よく知られているバントデッキとはだいぶ違いますので、
いくつか特徴的な点について解説します。

1.1ターン目のマナクリーチャーに依存しない。

1ターン目にマナクリーチャーをプレイするためには、7~8枚の
マナクリーチャーと12枚程度の1ターンから緑マナが出せる土地が
必要です。その分、有用なタップインランドが使えなくなりますし、
終盤のドローが腐る可能性も上がってしまいます。

2.8枚のクリーチャーランド

有用なタップインランドとは、もちろんWWのクリーチャー化できる
ランド(通称ミシュラン)です。ソーサリーや血編みからの続唱では
除去しにくいこのクリーチャーは、対青白コンやジャンド戦では頼もしい
限りですが、特に青白では「広がりゆく海」に阻まれることが多く、
1枚でも多いに越したことはありません。さいわいアラーラの断片の
3色デッキは、2種類のミシュランを投入することができます。

3.全ては4マナ以下のカードで

タップインランドが多く、マナクリーチャーが少ないのならば、当然
カードはできるだけ軽いほうがいいのは言うまでもありません。
今のメタデッキ、ジャンド・青白コン・徴兵バントはいずれも4マナ
以上のパワーカードを連打する構造になってます。そっちの得意な
土俵に上がらず、こちらの得意な土俵で勝負するという意味でも、序盤
からクロックを用意してそれを守りきるという、クロックパーミション
のようなスタイルに特化しました。これは自分で思ってた以上に成功
したと確信しております。

4.クリーチャーの選択
序盤のクロックで最も重要なのが、ジェスの浸透者です。確実に毎ターン
2点(もしくは3点)のクロックは、想像以上のプレッシャーを相手に
与えます。同じくらい重要なのは、リバーボアです。再生能力がある反面
回避能力は中途半端ですが、じきにブロックされなくなるでしょう。
この2つがデッキの主力です。2ターン目までにどちらかを盤面に出す
ことが勝利への近道です。
3マナクリーチャーにはさまざまな選択肢がありますが、RWM・不屈の
随員・ジェナーラ・鹿の中からメタに合わせて選びます。聖遺の騎士は
じれったくてクロックパーミのスタイルには合いません。3のルールには
外れますが、悪斬の天使はその破格のカードパワーから投入してもいいの
ですが、結局はジェナーラのほうがこのデッキには合っています。

5.クリーチャー以外の呪文
広がりゆく海は相手のスピードダウンとミシュランド封じに使える上に、
リバーボアの大事なパートナーです。巨森の蔦とバントの魔除けは、
クロックを守るだけでなく除去にも使えるし、汎用性の高い有用なカードです。
変身やエルドラージの碑・吠えたける鉱山等の、数は多くないけど対応
できないと危険なカードにも有用です。
ゼンディカー発売前は否認や妨げる光を試していたのですが、巨森の蔦の
1マナという軽さはこのデッキにぴったりです。

6.バントでよく使われるカードに一言
聖遺の騎士、悪斬の天使については4で触れた通りです。
最高の時も5マナという点と攻撃時しか使えないという点で、ラフィークや
エルズペスに劣るでしょう。残念ながらこのデッキにはエルズペスさえ
入れるスペースがありません。

7.カードアドバンテージは稼げない
もちろんカードアドバンテージの重要性はわかってますし、続唱や神ジェイス・
イーオスのレンジャー・審判の日・精神の泉が強いのも当然です。でもいくら
手札があろうとライフが0になったら負けですよね。アドバンテージ差がもの
を言う展開になる前に決着をつけることを目指すデッキです。

8.相性
ジャンド、青白コンにはやや有利です。徴兵バントにはほとんど互角です。
徴兵バントはブン回りとそうでないときの差が激しいですが、こちらは
安定しているのが強みです。その分圧倒的に勝てるという状況もあまり
多くはないので、慎重なプレイが求められます。
苦手なのは、自分以上に早いデッキと圧倒的に除去が多いデッキです。
前者は赤単や白赤上陸や吸血鬼、後者はグリクシスコンが挙げられます。
最近の大会では数が少なくなってきていますが、対策は欠かせません。

次回は、日本選手権予選のレポートをアップします。

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