相手のミスの巻き戻しをどこまで認めるか?~具体例で考える
2011年2月9日 考察記事 コメント (6)あらかじめお断りしておきますが、今回の記事は自分はこうしているというだけの話で
他のプレイヤーの方々にお薦めするとか提案するという意図は全くありません。
推奨することは、唯一つ、巻き戻すかどうか自分で考えるよりジャッジに聞け
ということだけです。
それではいくつか具体例を
1)獣相のシャーマンでのサーチミス
http://magicgao.diarynote.jp/201006140957166609/
この記事の3回戦のG.3とか、
http://magicgao.diarynote.jp/201011260929029215/
この記事の3回戦のG.3のように、別のクリーチャーにしておけば良かったという
ことをしばしば体験しております。
他にもフェッチランドや鍛冶屋などでも起こることですね。
上の記事にもあるように、ターンが進んでから気付いてももう遅いですね。
たとえ初心者相手でも、巻き戻しを認めないケースです。
巻き戻しを認めるとしたら、ライブラリーをシャフルして相手に渡す前。
その時点で「やっぱりあっちにしよう」とやり直しても、問題ないでしょう。
2)契約死
否定の契約など、アップキープコストを払い忘れると負けというカードがあります。
実際二回ほど直面したことがありますが、これも巻き戻しを認めないケースです。
忘れると負け、という大きなリスクがあるからこそ、コスト無しでプレイできる
という大きな利点を持つカードだから、これを認めるとカードの存在意義が
薄くなってしまいますから。
3)その他のアップキープコスト
マスティコアのように、アップキープコストを払い忘れると生贄というカードの
場合です。
これは、初心者なら1回だけ認めます。その上で「忘れないように、ライブラリー
の上に何か置いておくといいよ」「次からはダメだよ」と伝えます。
4)誘発忘れ
吠えたける鉱山のように「マスト能力」なら処理は簡単なんですが、魂の従者の
ように「メイ能力」は忘れた場合は選択しなかったとみなされる、というのが
普通ですね。
これも初心者なら1回だけ、かな。ターンが進んで正確に再現できないのなら
認めないこともあるでしょう。
誘発能力の発生源が、本人のカードでなく相手(つまり私)のカードの場合は、
より忘れやすくなるのも当然だし自分にも責任があるので、公平を期するためにも
ジャッジを呼んだほうがいいですね。
5)霜のタイタン
こんなことがありました。
相手の霜のタイタンを、こちらのクローンでコピー。霜のタイタンの能力で相手の
別のパーマネントをタップ。その後自分は攻撃を宣言した。すると相手が言うには
「霜のタイタンの2マナ払わせる能力で、クローンのコピー能力は打ち消されるよ、
だからクローンは0/0で墓地行きだね」
「クローンのコピー能力は対象をとらないから、打ち消されないよ」
「あ・・・、そうか、じゃあクローンにマナリーク」
今回はちゃんとクローンをプレイした時に「クローンを出してもいい?」「うーん、
いいよ」という確認がありました。もちろん巻き戻しは認められません。
この一連のやりとりで、相手は初心者でないことはわかります。単なるルールの
理解不足なのでしょうか?
そうでなく、意地悪な言い方をすれば、私はこの相手に悪意を感じました。
公認イベントだったら、即「ジャッジ~!」したでしょう。
例えばこれがクローンでなくて、未達の旅だったらどうでしょう。
2マナ払うのを忘れていたら、追放能力は打ち消されます。相手はそれを期待して
「2マナ払ってください」と言わなかったように思えます。
霜のタイタンを対象にとる能力がプレイされたのなら、その時に「2マナ払って
下さい」と言うべきだと思います。
6)再生能力の起動忘れ
厳密に言えば、再生能力は破壊をもたらす効果やダメージが適用される前に
起動しておく必要があります。
戦闘ダメージの場合はわりといい加減ですね。プレイヤーのライフを減らしたり、
他のクリーチャーを墓地に置きながら、「こっちは再生するね」とかでもOKします。
審判の日や紅蓮地獄のような場合は、他のクリーチャーを墓地に置きながら
「これだけ再生ね」でもOKですが、忘れて次のアクションに移ってしまった場合は
ほぼ認めません。初心者なら1回だけOKするかな。
7)土地のタップ直し
自分がカウンターをよく使うこともあって、これは結構厳しくなります。
こちらの反応を伺う前ならOKなんですが、こちらの反応を伺ってからやり直す
のはまず認めません。
8)エンドに・・・
「ディスカードしてもいいですか?」
「はい」
「これをディスカードしてエンド」
「じゃあ、エンドにこれをプレイ」
「えっ?」
初心者なら1回だけ。「ディスカードしてしまったら、通常はプレイヤーは何も
できないんだよ。何かしたかったらディスカードの前に宣言しないとダメ」と
指導します。
9)宣言ミス
「ターンエンド」
「じゃ、こちらのターン。アンタップ・アップキープは特になし、ドロー・・」
「あ、やっぱエンドじゃなく、これもプレイしたい・・・」
これも初心者なら1回だけ。エンドに何もしてこない、ってことを確認させたことに
なるからです。
何だ、まとめてみたら、ほとんど巻き戻しを認めないケースばかりでした・・・
今日はこんなところで
他のプレイヤーの方々にお薦めするとか提案するという意図は全くありません。
推奨することは、唯一つ、巻き戻すかどうか自分で考えるよりジャッジに聞け
ということだけです。
それではいくつか具体例を
1)獣相のシャーマンでのサーチミス
http://magicgao.diarynote.jp/201006140957166609/
この記事の3回戦のG.3とか、
http://magicgao.diarynote.jp/201011260929029215/
この記事の3回戦のG.3のように、別のクリーチャーにしておけば良かったという
ことをしばしば体験しております。
他にもフェッチランドや鍛冶屋などでも起こることですね。
上の記事にもあるように、ターンが進んでから気付いてももう遅いですね。
たとえ初心者相手でも、巻き戻しを認めないケースです。
巻き戻しを認めるとしたら、ライブラリーをシャフルして相手に渡す前。
その時点で「やっぱりあっちにしよう」とやり直しても、問題ないでしょう。
2)契約死
否定の契約など、アップキープコストを払い忘れると負けというカードがあります。
実際二回ほど直面したことがありますが、これも巻き戻しを認めないケースです。
忘れると負け、という大きなリスクがあるからこそ、コスト無しでプレイできる
という大きな利点を持つカードだから、これを認めるとカードの存在意義が
薄くなってしまいますから。
3)その他のアップキープコスト
マスティコアのように、アップキープコストを払い忘れると生贄というカードの
場合です。
これは、初心者なら1回だけ認めます。その上で「忘れないように、ライブラリー
の上に何か置いておくといいよ」「次からはダメだよ」と伝えます。
4)誘発忘れ
吠えたける鉱山のように「マスト能力」なら処理は簡単なんですが、魂の従者の
ように「メイ能力」は忘れた場合は選択しなかったとみなされる、というのが
普通ですね。
これも初心者なら1回だけ、かな。ターンが進んで正確に再現できないのなら
認めないこともあるでしょう。
誘発能力の発生源が、本人のカードでなく相手(つまり私)のカードの場合は、
より忘れやすくなるのも当然だし自分にも責任があるので、公平を期するためにも
ジャッジを呼んだほうがいいですね。
5)霜のタイタン
こんなことがありました。
相手の霜のタイタンを、こちらのクローンでコピー。霜のタイタンの能力で相手の
別のパーマネントをタップ。その後自分は攻撃を宣言した。すると相手が言うには
「霜のタイタンの2マナ払わせる能力で、クローンのコピー能力は打ち消されるよ、
だからクローンは0/0で墓地行きだね」
「クローンのコピー能力は対象をとらないから、打ち消されないよ」
「あ・・・、そうか、じゃあクローンにマナリーク」
今回はちゃんとクローンをプレイした時に「クローンを出してもいい?」「うーん、
いいよ」という確認がありました。もちろん巻き戻しは認められません。
この一連のやりとりで、相手は初心者でないことはわかります。単なるルールの
理解不足なのでしょうか?
そうでなく、意地悪な言い方をすれば、私はこの相手に悪意を感じました。
公認イベントだったら、即「ジャッジ~!」したでしょう。
例えばこれがクローンでなくて、未達の旅だったらどうでしょう。
2マナ払うのを忘れていたら、追放能力は打ち消されます。相手はそれを期待して
「2マナ払ってください」と言わなかったように思えます。
霜のタイタンを対象にとる能力がプレイされたのなら、その時に「2マナ払って
下さい」と言うべきだと思います。
6)再生能力の起動忘れ
厳密に言えば、再生能力は破壊をもたらす効果やダメージが適用される前に
起動しておく必要があります。
戦闘ダメージの場合はわりといい加減ですね。プレイヤーのライフを減らしたり、
他のクリーチャーを墓地に置きながら、「こっちは再生するね」とかでもOKします。
審判の日や紅蓮地獄のような場合は、他のクリーチャーを墓地に置きながら
「これだけ再生ね」でもOKですが、忘れて次のアクションに移ってしまった場合は
ほぼ認めません。初心者なら1回だけOKするかな。
7)土地のタップ直し
自分がカウンターをよく使うこともあって、これは結構厳しくなります。
こちらの反応を伺う前ならOKなんですが、こちらの反応を伺ってからやり直す
のはまず認めません。
8)エンドに・・・
「ディスカードしてもいいですか?」
「はい」
「これをディスカードしてエンド」
「じゃあ、エンドにこれをプレイ」
「えっ?」
初心者なら1回だけ。「ディスカードしてしまったら、通常はプレイヤーは何も
できないんだよ。何かしたかったらディスカードの前に宣言しないとダメ」と
指導します。
9)宣言ミス
「ターンエンド」
「じゃ、こちらのターン。アンタップ・アップキープは特になし、ドロー・・」
「あ、やっぱエンドじゃなく、これもプレイしたい・・・」
これも初心者なら1回だけ。エンドに何もしてこない、ってことを確認させたことに
なるからです。
何だ、まとめてみたら、ほとんど巻き戻しを認めないケースばかりでした・・・
今日はこんなところで