もうすぐアラーラブロックもスタンからおさらばということで、自分のバントデッキを
振り返ってみることにしました。

そもそものはじまりは、M10の発売。それまでずっと使っていた青白パーミションデッキ
ですが、キーカードの神の怒りが落ちるということで使えなくなったのがきっかけでした。

神の怒りが落ちるのならクリーチャーの大群でビートするほうが強いだろう、
というのがまず第一の方針。

色はアラーラの断片で引き当てたRWMを使ってみたいのと、それまでのカード資産は
青白中心だったので、引き続き使えるのも多いだろうということでバントカラーに決定。
このときから、アラーラブロックが落ちるまではバントデッキを使い続けるつもりでした。

で、組んだデッキはこちら。題して「双子爪バント」
M10+ローウィンブロック+アラーラブロックというカードプールでした。

土地 (25)
詳細は省略
クリーチャー(27)
4 : 貴族の教主/Noble Hierarch
4 : ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron
4 : 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
4 : マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws
4 : 萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege
4 : 熟考漂い/Mulldrifter
3 : 目覚ましヒバリ/Reveillark
その他 (9)
2 : 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
3 : 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
4 : バントの魔除け/Bant Charm

マナ加速してクリーチャーをガンガン並べるという、バント本来のスタイルです。

まずはお題のマリーシの双子爪。この頃はラフィーク先生よりもお気に入りでした。
稲妻で死なない、ヒバリで釣れる、ブロック時も2人以上で攻撃したときも二段攻撃
できる、伝説でないなど、このデッキではメリットは多かったですね。

あとはしもべやペスで強化してなぐるだけ。アドバンテージも取りやすいし、強い
デッキだったと思ってます。

貴族の教主とバントの魔除けは、この頃から全てのデッキに入っている皆勤賞。
RWMは残念ながらキッチンに座を奪われていますが、ローウィンブロック落ち以降は
もちろんレギュラー入りです。

サイドには、霊魂放逐、エレンドラ、誘惑蒔きなどを用意してました。やっぱり
カウンターが好きなんでしょう。クロックパーミの要素はこの頃から少しあったんですね。

戦績は
FB北九州:2-2
ゲームディ@福岡:3-2
PTQ@福岡:4-2
YS広島:1-2
さわい:2-2

トータルで12-10と勝ち越してますね。特にPTQでの成績には満足してます。

対戦成績は
1.ビート 7-4

2.バーン 1-1

3.トースト 1-4

4.その他のコントロール 3-1

この頃のビートは、キスキン、黒緑エルフなどが代表格ですが、ジャンドやナヤ、
白緑、黒赤と各種いろいろあたりました。

トーストはトップメタですが、さまざまなヴァリエーションがあって対応策が
難しかったですね。大きく負け越してます。

次回はゼンディカー入りの環境後のバントデッキを紹介します。

今後の予定

2010年8月28日 大会予定
9月の4~5日は法事があるので遊びに行けません。

12日はヒマなのですが、近場でスタンの大会が見当たらないのです~。
どっかやってないかな~

19日はHOTかさわいさんのところ。HOTのほうが賞品が豪華で魅力的ですね。

25~26日はプレリウィークだからスタンはなし。
海バント8ミシュランをスタンで遊べるのは、もうあとわずかです。
土曜日は日帰りになってしまったのでYS福岡に行くヒマがありませんでした。
だけど日曜にはさわいさんのところに行けたので、そのときのレポです。

顔なじみの常連さんが集まって計12名。4回戦で遊べそうです。
デッキも多種多様で、今日のメタに正解は無さそうです。

ざっと見渡したところ、青白系、白赤上陸、赤単、ジャンド、エスパー、
ヴァラクート、ビッグマナ、緑青ライブラリーアウト、そして私のバント。

さあ、どのデッキが勝つでしょうか。

1回戦 ヴァラクート
G.1 相手先攻。相手は淡々と土地を並べる。こちらは2tのリバー・ボアを、3tの
教主で強化して殴る。4tにラフィーク先生の登場、クロックが大きくなる。相手は
土地を並べることしかできず、そのまま削りきる。

G.2 教主と浸透者を紅蓮地獄で失うも、ジェナーラは生き残る。相手はベイロスで
4点ゲインしつつこちらを攻撃してくるが、追加のリバーボアで耐える。途中、報復者
をカウンターしたところ召喚の罠が飛び出す。それを否認すると、二枚目の召喚の罠!
相手がトップ7枚をめくってガッカリ顔。クリーチャーは出せずに終わる。
ジェナーラの5点クロックが止まらず、そのまま殴り勝ち。

○○

2回戦 赤バーン
G.1 相手先攻。2t浸透者、3tRWMと上々の滑り出し。浸透者はよろめきショックで
失うが、RWMは蔦で守る。RWMが十分な仕事をすれば赤バーンに勝ち目なし。

G.2 教主からリバーボア。教主は焼かれるが、ボアは再生能力のせいで焼ききれない。
さらにボアを追加して、赤力線やらよろめきショックやらをカウンターしてれば
こちらの勝ち。

○○

3回戦 ジャンド
http://magicgao.diarynote.jp/201007070853299614/
の記事で、3回戦で対戦した方。あのときは負けたけどリベンジなるでしょうか?

G.1 こちら先攻。教主は落雷死したが、2tの浸透者は生き残る。相手のコブラは
こちらのチャームでボトム送り。これが正解で、血編みんが出るのが遅れる。
ボアを出して海を貼れば4点クロック。最後はミシュランも加わってフルパンチで勝ち。

G.2 浸透者とヒルでお互いノーガードの殴り合い。だが、こちらは追加のクリーチャーも
除去も引かず土地ばかり。こんなときのためのミシュランは、廃墟飛ばしで除去られる。
血編みんからの物量作戦で押し切られる。残念!

G.3 教主、浸透者、RWM2枚とまずまずの手札。だけど相手の除去がそれ以上だった。
出すはしから除去られ、頼みの蔦やカウンターも無し。いつの間にか何故だか
ボード上は相手のクリーチャーばかり。除去も引かずにそのまま削られる。

相手のサイドはアンチ生物メタだったようで、たくさんの除去がありました。
さらにこの対戦では1回も蔦を引かなかったので、どうしようもないですね。
カウンターの2マナでさえ、重いと感じることがあります。呪文貫きも必要なのかも。

○××

4回戦 赤緑ビッグマナ
ヴァラクートではなく、破壊的な力が中心のデッキ。

G.1 こちら先攻。ボア、浸透者などを展開してクロックを刻む。相手の緑タイタンは
カウンターするが、赤タイタンは通ってしまい、こちらのクリーチャーはどんどん
消えて行く。あと1回攻撃が通れば勝ちだったが、その前に撃沈。

G.2 こちらマリガン、教主からボアでスタート。相手の2t地盤の際+森で探検すると、
出てきたのは2枚目の地盤の際。もちろん森に海を貼って、ビート開始。相手は
色マナ不足で何も出来ず。何回かのドローの後、出てきたのはタップインの赤緑
ミシュラン。それにも海を貼ったところで、相手はギブアップ。

G.3 今思い出しても悔いが残る試合。森、教主、海、カウンター4枚という誘惑に
負け、マリガンせずにスタート。結果は御想像通り。せめて教主が2枚とかカウンター
でなく蔦とかだったら良かったのに。もう二度とこんなマリガンミスはしないぞ。

×○×

あと1勝で勝ち越しとかTop8抜けとか多いんだけど、そのあと1勝が難しいですね~。
ミスを一つでも減らしていきたいです。

優勝は3回戦のジャンド。準優勝は4回戦のビッグマナでした。3位、4位はともに
白青系。私は5位でM11を1パックゲットできました。


長いこと一緒に遊んできた相棒だけど、最大でもあと2回でスタンからはおさらば。
もちろんエクテンなどで遊べますけど、やっぱりしんみり寂しくなります。
そしてあと2回大会に参加すれば、300回目の大会参加になります。
いい思い出にしたいです~。
私のバントデッキを振り返るというこの企画、第二弾はゼンディカー入り直後のデッキです。

「双子爪バント」ですっかり二段攻撃の虜になってしまったので、しばらくは
双子爪を入れたデッキで調整していました。

双子爪バントを使っていて思ったのは、賛美が思ったより有効だということ。
クリーチャーがいくつか並んでても、単独で攻撃することもしばしばあって、
そのときに賛美があればさらに双子爪が強くなって嬉しいもんです。

さらにゼンディカーでは「審判の日」としてラスゴが復活。クリーチャーをガンガン
並べるスタイルでは痛い目を見ることになります。効率的にライフを削っていかねば
ならなくなりました。

もちろん、ローウィンブロックのアドバンテージクリーチャー、熟考漂いやヒバリ、
頑強持ちがすっかりいなくなります。クリーチャー1枚の価値がそれだけ重要に
なってくるわけで、序盤からライフを削ることを目指すようにしました。

そこで、まず注目したのはジェスの浸透者。序盤からライフを削るという目的に
ぴったりです。これを賛美で強化していくことを目指します。

賛美持ちはもちろん教主、それにクァーサルの群れ魔導師も加えました。
序盤からライフを削るのなら、必然的にマナコストの低いクリーチャーが多くなります。
それに比べると双子爪がだんだん重く感じるようになりました。

双子爪が4tに出たとしたら、攻撃に行けるのは5t目です。そのころには相手は
審判の日が打てるわけです。審判の日で一掃された後では、双子爪を賛美で強化
する目論見も成り立ちません。

ここに来て、双子爪よりもラフィーク先生のほうが有用だということに気付きました。
何と言っても、すでに召喚酔いの解けたクリーチャーがいれば、ラフィークの能力は、
ラフィークを出したそのときから役立つのです!

3マナ以下の回避能力持ちがいれば、ラフィークの能力を存分に味わえる。
それがこのデッキのコンセプトになりました。もちろん海バント8ミシュランへと
受け継がれているコンセプトです。

ラフィークの能力の欠点は、単独で攻撃しなければならないということです。
単独で攻撃した後に、攻撃クリーチャーを除去られるとまるまる攻撃1回分損して
しまいます。
稲妻はもちろん、流刑への道、終止と優秀なインスタント除去は環境にあふれてますから。

その欠点を補うのが巨森の蔦です。あまり巨森の蔦が知られてない頃は、対戦相手は
大抵私が攻撃クリーチャーを指定した後に除去を打ってきます。そこにキッカー
蔦があれば、相手のダメージ計算が大いに狂い、こちらがペースを握ることができます。

そんなこんなで出来上がったデッキがこちら、題して「おばさんビート」

土地 (24)
詳細は省略
クリーチャー(27)
4 : 貴族の教主/Noble Hierarch
4 : ジェスの浸透者/Jhessian Infiltrator
4 : リバー・ボア/River Boa
3 : クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 : カターリの金切り声上げ/Kathari Screecher
4 : ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk
4 : 数多のラフィーク/Rafiq of the Many
その他 (10)
2 : 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
4 : 巨森の蔦/Vines of Vastwood
4 : バントの魔除け/Bant Charm

カターリの金切り声上げは、荒廃稲妻を意識したカードです。ラフィークが場に
いたり蔦があったりすれば、蘇生で6点叩きだせるカードになります。
萎れ葉のしもべに比べると悲しいですけどね。

しかしながら実際は、金切り声上げとリバーボアのスロットは、ジェナーラや
悪斬やら極楽鳥、あるいは大貂皮鹿などと入れ替えていろいろ試していました。

この頃はまだ広がりゆく海の有用性に気付いていなかったのが、今思えば残念な
ところですね~。
リバーボアもレギュラーではありませんでした。

この頃の戦績は・・・
YS福岡:3-1
YS広島:1-2、2-1、0-3
Finals予選@広島:2-3
さわい:4-1、2-2-1、3-1
福山:3-2
GPT@広島:1-4

トータルで21-20-1とぎりぎり勝ち越しですが、0-3、1-4など大きく
負けたのもあって、正直デッキの出来としては不満でした。

対戦成績は
1.ビート 9-11

2.ジャンド 2-3

3.バーン 3-0

4.コントロールなど 7-6-1

ビートは特に白赤上陸ボロスが強かったですね。1-6と大きく負け越しです。
ジャンドにもまだまだ勝てず、結局その2つに勝てないのが成績を上げられなかった
原因と思われます。
コントロールはトリコロールが多く、それにも1-4-1と勝てなかったです。

次回はワールドウエイク導入でデッキがどう変わったかをお話します。

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