思い出の相棒達~その8:オデッセイとトーメント
2010年10月2日 MtG自伝今の世の中話題はSoM一色ですが、自分はまだまだこのシリーズを続けますよ~。
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オデッセイブロックは、それぞれのセットの中でお気に入りのカードがあり、
それぞれ作ったデッキも楽しかったので、思い入れのあるブロックです。
当然、それぞれのセットごとにデッキを作り直して大会に参加しました。
まずはオデッセイ導入後のデッキです。
オデッセイでのお気に入りは、埋め合わせ。墓地の中の任意のソーサリーに
フラッシュバックを与えるこのカード。そしてこのカード自体にもフラッシュ
バックがあります。何というカードアドバンテージの塊なんでしょう。
難点は、本来のコストに加えこのカードのプレイコストがかかるという点です。
しかしその解答も同じセットの中にあります。触媒石です。
触媒石を使えばフラッシュバックコストが2マナ分減ります。つまりは埋め合わせ
のコストと同額。埋め合わせをフラッシュバックするときも、2マナでOK。
例えばコスト2白白の神の怒りを、埋め合わせでフラッシュバックしても、
フラッシュバックした埋め合わせでも1赤白白で打てるわけです。
埋め合わせをキーにして、ソーサリーをたっぷり入れたボードコントロールデッキ
がこれ。カードプールは第7版と+インベイジョンブロック+オデッセイです。
「埋め合わせ!」
土地 (26)
6 : 平地/Plains
4 : 沼/Swamp
4 : 山/Mountain
4 : アーボーグの火山/Urborg Volcano
4 : コイロスの洞窟/Caves of Koilos
2 : リースの木立ち/Rith’s Grove
2 : ドロマーの洞窟/Dromar’s Cavern
クリーチャー (5)
3 : 火葬のゾンビ/Pyre Zombie
2 : 荒廃の天使/Desolation Angel
ソーサリー (27)
4 : 強迫/Duress
4 : 無垢の血/Innocent Blood
4 : ジェラードの評決/Gerrard’s Verdict
4 : 名誉回復/Vindicate
4 : 神の怒り/Wrath of God
4 : 埋め合わせ/Recoup
1 : 魔性の教示者/Diabolic Tutor
2 : 死のわしづかみ/Death Grasp
その他 (3)
3 : 触媒石/Catalyst Stone
序盤は強迫や無垢の血、ジェラードの評決でスタート、中盤神の怒りで場を
リセットしたら、その後の状況に応じて墓地に貯まったソーサリーを使い回すと
いう動きです。フィニッシャーは荒廃の天使か火葬のゾンビ。特に火葬のゾンビは
中盤から活躍することもできて、いいクリーチャーですね。
戦績は3-1+1-1で3位、2-2、3-2-1、1-2-1でトータル
10-8-2と勝ち越しです。よくある負けパターンは、長引いた末天使引く
前に、ウルザの激怒をキッカーで打たれるということです。名誉回復で土地を
削って行くのも必要なことだったのかも知れません。。
続いてはトーメント入りのデッキ。トーメントでのお気に入りはイチョリッド。
ネザースピリットや火葬のゾンビのように、墓地から復活するクリーチャーは
ボードコントロール型のデッキに良く合います。でもイチョリッドが復活する
ためには他のクリーチャーがたくさん必要なので、ボードコントロールには
向きません。むしろクリーチャーが山ほど入ったホード型ビートに合うはずです。
ちなみに向こうの人は「アイコリッド」みたいな読み方をしてました。
できたデッキはこんな感じ。
カードプールは第7版+インベイジョンブロック+トーメントまで
「スチューピッドモンスター」
土地 (25)
13 : 沼/Swamp
2 : 森/Forest
4 : 汚れた森/Tainted Wood
4 : ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
2 : デアリガズのカルデラ/Darigaaz’s Caldera
クリーチャー (36)
4 : ブラッド・ペット/Blood Pet
4 : 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
4 : 野生の雑種犬/Wild Mongrel
4 : ラノワールの死者/Llanowar Dead
4 : ナントゥーコの影/Nantuko Shade
2 : 精神を刻むもの/Mindslicer
3 : よろめく大群/Shambling Swarm
3 : 死を食うもの/Mortivore
3 : イチョリッド/Ichorid
4 : 魂売り/Spiritmonger
クリーチャーをできるだけたくさん入れるために、土地以外全部クリーチャーに
してしまいました。stupidですね~。魂売りもこのデッキにピッタリです。
もちろん全部黒のクリーチャーにしたいのですが、雑種犬+ルートワラのタッグ
が異常に強いので、これだけは譲るとしましょう。
死を食うものとイチョリッドの相性は良くはないのですが、こんだけ黒クリーチャー
が入ればそれほど心配する必要はありません。
サイドにはクリーチャー以外の呪文も入れてますが、割愛。
ま、破滅的な行為とかチェイナーの布告とかですね。
このデッキも結構お気に入り。こんなこと他の誰もしないんじゃないかな~と
いう点で、ローグデッキを愛するものとしては、自慢のデッキです。
戦績は3-1-1ID+0-1で4位、4-0でTop4抜け+0-1で3位、それから
2-3、2-3と負け越しが続き、そのあとGPTで4-1-1ID+0-1で6位、
3-2+2-1で2位、2-3、3-3となりました。トータルでは25-20の
勝ち越し。稼いだパックも計11パックになりました。
決勝抜けは多かったのですが、その後勝ち進めなかったところが残念です。
このデッキの成功で、ビートダウン系も好きになってきたのも確かです。
以前紹介したElliot Fertikが、2回目の大会の時のレポートを書いてくれてたので
抜粋します。彼のデッキも同じ色の組み合わせで
15 Swamp
4 Tainted Woods
4 Llanowar Waste
4 Ravenous Rats
4 Mesmeric Fiend
4 Nantuko Shade
4 Phyrexian Rager
4 Shambling Swarm
3 Ichorid
3 Spiritmonger
3 Pernicious Deed
4 Chainer’s Edict
4 Duress
Sideboard:
4 Braids, Cabal Minion
4 Compost
3 Slay
1 Pernicious Deed
3 Haunting Echoes
彼のデッキのDuressが、私のデッキにはまるで役立たずなのは痛快ですね。
レポートでも彼のイライラぶりが伝わってくるようです。
Round 4: Osamu
Osamu has an unfortunate first name, but he is well known in this area
for designing quirky rogue decks that do much better then you would
think. I still remember a red/black/white deck that only used sorceries
and abused Recoup (Pyre Zombies were the only creatures).
That knocked me out of one tournament; Osamu beat me in another
IBC tournament by Zombies.
This time, Osamu is playing a very weird black/green deck that has
all sorts of creatures - Llanowar Dead, Wild Mongrel, Mortivore, Ichorid,
and Spiritmonger.
As it turns out, he only has creatures and lands in the main deck!
Round 1: I Duress first turn, and find none but creatures - Osamu didn’t
have any! He does, however, have Ichorid, and after we trade creatures,
there really isn’t anything I can do. I need a Monger to stop it - and I don’t
draw it. Another Ichorid joins the fun, and I lose.
I sideboard in four Compost, another Deed, and two Haunting Echoes
(to get rid of the Ichorids).
In the second game, I get out a second-turn Compost. Although he
eventually Deeds it away (he had sideboarded in Deed and Chainer’s
Edict), the card advantage let me find my Ichorid, and he has no way
of dealing with the constant damage.
The third game is frustrating. He gets out a few quick creatures, which
I manage to kill, but I have not managed to get any source of green
mana, and I have two Deeds and a Compost in my hand. He then gets
out a Spiritmonger, along with some smaller creatures. I have an Edict
in my hand, but I need to be able to Deed away his smaller creatures
and then get rid of the Monger with the Edict. I don’t draw the green
mana and I die to the Monger.
So, I end up with a record of 3-1. That’s still good enough to make top 4
- and my opponent is none other than Osamu again!
In the first game of our rematch, I draw two Duresses, which are
completely useless in this matchup. He gets lots of quick creatures,
and I lose quickly. Argh!!
In the second game, Compost again wins it for me, as I get a second-turn
Compost and he can’t deal with the card advantage. A Spiritmonger finishes
him off.
In the third game, I get two Ichorids, along with plenty of Deeds to keep
his side of the table clear. I win fairly easily.
This matchup is a close one, but after sideboarding I have the advantage
with Compost.
最後の一文にもあるように、サイド後のコンポストに負けましたね~。
冒頭では最高の誉め言葉をいただいてます。有難いことです。quirkyは
「奇抜な」とか「突飛な」などの意味です。それに以前対戦した「埋め合わせ!」
とIBCの「ゾンビーズ」も覚えていてくれてたんですよ。自分のデッキが、
対戦した方の記憶に残っていることも嬉しいことです。
あと最初の一文は、アメリカでのあのテロの後だったんで、オサムとオサマが
良く似ているというジョークです。
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オデッセイブロックは、それぞれのセットの中でお気に入りのカードがあり、
それぞれ作ったデッキも楽しかったので、思い入れのあるブロックです。
当然、それぞれのセットごとにデッキを作り直して大会に参加しました。
まずはオデッセイ導入後のデッキです。
オデッセイでのお気に入りは、埋め合わせ。墓地の中の任意のソーサリーに
フラッシュバックを与えるこのカード。そしてこのカード自体にもフラッシュ
バックがあります。何というカードアドバンテージの塊なんでしょう。
難点は、本来のコストに加えこのカードのプレイコストがかかるという点です。
しかしその解答も同じセットの中にあります。触媒石です。
触媒石を使えばフラッシュバックコストが2マナ分減ります。つまりは埋め合わせ
のコストと同額。埋め合わせをフラッシュバックするときも、2マナでOK。
例えばコスト2白白の神の怒りを、埋め合わせでフラッシュバックしても、
フラッシュバックした埋め合わせでも1赤白白で打てるわけです。
埋め合わせをキーにして、ソーサリーをたっぷり入れたボードコントロールデッキ
がこれ。カードプールは第7版と+インベイジョンブロック+オデッセイです。
「埋め合わせ!」
土地 (26)
6 : 平地/Plains
4 : 沼/Swamp
4 : 山/Mountain
4 : アーボーグの火山/Urborg Volcano
4 : コイロスの洞窟/Caves of Koilos
2 : リースの木立ち/Rith’s Grove
2 : ドロマーの洞窟/Dromar’s Cavern
クリーチャー (5)
3 : 火葬のゾンビ/Pyre Zombie
2 : 荒廃の天使/Desolation Angel
ソーサリー (27)
4 : 強迫/Duress
4 : 無垢の血/Innocent Blood
4 : ジェラードの評決/Gerrard’s Verdict
4 : 名誉回復/Vindicate
4 : 神の怒り/Wrath of God
4 : 埋め合わせ/Recoup
1 : 魔性の教示者/Diabolic Tutor
2 : 死のわしづかみ/Death Grasp
その他 (3)
3 : 触媒石/Catalyst Stone
序盤は強迫や無垢の血、ジェラードの評決でスタート、中盤神の怒りで場を
リセットしたら、その後の状況に応じて墓地に貯まったソーサリーを使い回すと
いう動きです。フィニッシャーは荒廃の天使か火葬のゾンビ。特に火葬のゾンビは
中盤から活躍することもできて、いいクリーチャーですね。
戦績は3-1+1-1で3位、2-2、3-2-1、1-2-1でトータル
10-8-2と勝ち越しです。よくある負けパターンは、長引いた末天使引く
前に、ウルザの激怒をキッカーで打たれるということです。名誉回復で土地を
削って行くのも必要なことだったのかも知れません。。
続いてはトーメント入りのデッキ。トーメントでのお気に入りはイチョリッド。
ネザースピリットや火葬のゾンビのように、墓地から復活するクリーチャーは
ボードコントロール型のデッキに良く合います。でもイチョリッドが復活する
ためには他のクリーチャーがたくさん必要なので、ボードコントロールには
向きません。むしろクリーチャーが山ほど入ったホード型ビートに合うはずです。
ちなみに向こうの人は「アイコリッド」みたいな読み方をしてました。
できたデッキはこんな感じ。
カードプールは第7版+インベイジョンブロック+トーメントまで
「スチューピッドモンスター」
土地 (25)
13 : 沼/Swamp
2 : 森/Forest
4 : 汚れた森/Tainted Wood
4 : ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
2 : デアリガズのカルデラ/Darigaaz’s Caldera
クリーチャー (36)
4 : ブラッド・ペット/Blood Pet
4 : 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
4 : 野生の雑種犬/Wild Mongrel
4 : ラノワールの死者/Llanowar Dead
4 : ナントゥーコの影/Nantuko Shade
2 : 精神を刻むもの/Mindslicer
3 : よろめく大群/Shambling Swarm
3 : 死を食うもの/Mortivore
3 : イチョリッド/Ichorid
4 : 魂売り/Spiritmonger
クリーチャーをできるだけたくさん入れるために、土地以外全部クリーチャーに
してしまいました。stupidですね~。魂売りもこのデッキにピッタリです。
もちろん全部黒のクリーチャーにしたいのですが、雑種犬+ルートワラのタッグ
が異常に強いので、これだけは譲るとしましょう。
死を食うものとイチョリッドの相性は良くはないのですが、こんだけ黒クリーチャー
が入ればそれほど心配する必要はありません。
サイドにはクリーチャー以外の呪文も入れてますが、割愛。
ま、破滅的な行為とかチェイナーの布告とかですね。
このデッキも結構お気に入り。こんなこと他の誰もしないんじゃないかな~と
いう点で、ローグデッキを愛するものとしては、自慢のデッキです。
戦績は3-1-1ID+0-1で4位、4-0でTop4抜け+0-1で3位、それから
2-3、2-3と負け越しが続き、そのあとGPTで4-1-1ID+0-1で6位、
3-2+2-1で2位、2-3、3-3となりました。トータルでは25-20の
勝ち越し。稼いだパックも計11パックになりました。
決勝抜けは多かったのですが、その後勝ち進めなかったところが残念です。
このデッキの成功で、ビートダウン系も好きになってきたのも確かです。
以前紹介したElliot Fertikが、2回目の大会の時のレポートを書いてくれてたので
抜粋します。彼のデッキも同じ色の組み合わせで
15 Swamp
4 Tainted Woods
4 Llanowar Waste
4 Ravenous Rats
4 Mesmeric Fiend
4 Nantuko Shade
4 Phyrexian Rager
4 Shambling Swarm
3 Ichorid
3 Spiritmonger
3 Pernicious Deed
4 Chainer’s Edict
4 Duress
Sideboard:
4 Braids, Cabal Minion
4 Compost
3 Slay
1 Pernicious Deed
3 Haunting Echoes
彼のデッキのDuressが、私のデッキにはまるで役立たずなのは痛快ですね。
レポートでも彼のイライラぶりが伝わってくるようです。
Round 4: Osamu
Osamu has an unfortunate first name, but he is well known in this area
for designing quirky rogue decks that do much better then you would
think. I still remember a red/black/white deck that only used sorceries
and abused Recoup (Pyre Zombies were the only creatures).
That knocked me out of one tournament; Osamu beat me in another
IBC tournament by Zombies.
This time, Osamu is playing a very weird black/green deck that has
all sorts of creatures - Llanowar Dead, Wild Mongrel, Mortivore, Ichorid,
and Spiritmonger.
As it turns out, he only has creatures and lands in the main deck!
Round 1: I Duress first turn, and find none but creatures - Osamu didn’t
have any! He does, however, have Ichorid, and after we trade creatures,
there really isn’t anything I can do. I need a Monger to stop it - and I don’t
draw it. Another Ichorid joins the fun, and I lose.
I sideboard in four Compost, another Deed, and two Haunting Echoes
(to get rid of the Ichorids).
In the second game, I get out a second-turn Compost. Although he
eventually Deeds it away (he had sideboarded in Deed and Chainer’s
Edict), the card advantage let me find my Ichorid, and he has no way
of dealing with the constant damage.
The third game is frustrating. He gets out a few quick creatures, which
I manage to kill, but I have not managed to get any source of green
mana, and I have two Deeds and a Compost in my hand. He then gets
out a Spiritmonger, along with some smaller creatures. I have an Edict
in my hand, but I need to be able to Deed away his smaller creatures
and then get rid of the Monger with the Edict. I don’t draw the green
mana and I die to the Monger.
So, I end up with a record of 3-1. That’s still good enough to make top 4
- and my opponent is none other than Osamu again!
In the first game of our rematch, I draw two Duresses, which are
completely useless in this matchup. He gets lots of quick creatures,
and I lose quickly. Argh!!
In the second game, Compost again wins it for me, as I get a second-turn
Compost and he can’t deal with the card advantage. A Spiritmonger finishes
him off.
In the third game, I get two Ichorids, along with plenty of Deeds to keep
his side of the table clear. I win fairly easily.
This matchup is a close one, but after sideboarding I have the advantage
with Compost.
最後の一文にもあるように、サイド後のコンポストに負けましたね~。
冒頭では最高の誉め言葉をいただいてます。有難いことです。quirkyは
「奇抜な」とか「突飛な」などの意味です。それに以前対戦した「埋め合わせ!」
とIBCの「ゾンビーズ」も覚えていてくれてたんですよ。自分のデッキが、
対戦した方の記憶に残っていることも嬉しいことです。
あと最初の一文は、アメリカでのあのテロの後だったんで、オサムとオサマが
良く似ているというジョークです。