低迷が続く私のバントデッキ。試行錯誤が続くものの、自分が納得できるデッキの
形はなかなか見出されませんでした。

私なりに情報集めも行いました。最初はバントの人さんのデッキ。一見同形ながら
バントの人さんは実績をしっかり残しています。大きな違いは「マナクリーチャー
の濃さとそこから繋がるパワーカードの数」

教主以外にもマナクリーチャーを増やすべきか。
しばらくはこの問いに悩まされました。
その頃はバントデッキの典型として「Mythic Bant」という名前のデッキが
知られていました。ただ、自分がこれまで調整してきたデッキの方向性と
は少し異なる気がして、そのまま採用する気にはなりませんでした。

実際自分の感覚として、1マナクリーチャーを1t目に出さなくても、2tに出した
浸透者を否認や蔦で守りきれれば勝てるというゲームプランは間違ってないと
感じていたのです。

大きく励みになったのが、小草さんの記事。
http://adrgsoigbs.diarynote.jp/201004270710281385/
(さらにその前後の記事です、とてもためになりました)

マナクリーチャーを増やすことにもデメリットがあるということは確かです。
2マナ域を重視するならマナクリーチャーに頼らなくてもいいはず、むしろ浸透者
と同じ働きをするクリーチャーを増やすべき。
これが自分のデッキの方向性だと確信しました。
浸透者が8枚入れば劇的にこのデッキは生まれ変わるはずなのです。

そして、実際にデッキが生まれ変わったのは、ROE導入後のことです。
ROEで前兆の壁を得て、白青タップアウトというデッキがジャンドキラーとして
猛威を振るうようになりました。
前兆の壁とともに対ジャンド戦で重要なのが、広がりゆく海です。
自分のデッキに必要なのはこれだ!と思いました。

ゼンディカーからあったこのカードに全く気づかなかったのは、コモンなのに買ったパックに1枚もなかったから。さいわい福岡の常連さんに4枚セットを譲っていただくことができました。
試してみたらまさに、水を得た魚、否、海を得たリバーボアと言えるくらいデッキ
がかみ合ってきたのです。

相手が広がりゆく海を使ってくることも多くなるので、ミシュランを増やすことに
しました。もともとタップインランドの海辺の城塞を入れ替えるだけですから簡単
です。三色ランドをはずす事で、色マナ事故は心配でしたが、その分陽花弁の木立
を増やして色マナソースを濃くしました。

こうして海バント8ミシュランが誕生しました。
M11導入前の環境なら、嵐刃を入れた形が最も理想に近い形だとは思いますが、
残念ながら嵐刃に気づくのは遅すぎましたね。
http://magicgao.diarynote.jp/201007292235298553/

でもカウンターを増強した形もM11以降の環境に合った最終形にふさわしいものだ
と思ってます。
http://magicgao.diarynote.jp/201008190013504428/

1538だったレーティングも、おかげで1700前後まで上がりました。
こんなに明暗が分かれるとは思わなかったです。

その後の経過は、6月以降このブログに記載した通りです。プレイヤーとしては
まだまだ未熟な私ですが、デッキビルダーとしては満足のいくデッキができて
非常に嬉しい限りです。

最後に、いつもいろいろ助言やコメントをいただき、大いに励ましていただいている
バントの人さん、小草さんのお二方に感謝の気持ちを捧げまして、このシリーズ記事
の〆とさせていただきます。

いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

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