隣の卓で起きたこと~そして自分も体験したこと
2010年6月29日 オススメ記事 コメント (2)<追記>
某掲示板から来られた方は、こちらの記事もご覧下さい。
http://magicgao.diarynote.jp/201007140751058217/
<本記事はこちら>
5回戦のときだったかな。。。隣の卓で何かもめていました。
(細部はうろ覚えです。正確な記述でないことをあらかじめお詫びしておきます)
---------------------------------------------------------
プレイヤーAが反復呪文をキャストし解決した後、それを墓地の上に置いた。
次のターンにAが反復能力でもう一度キャストしようとしたらしい。
そこで対戦相手Bが、「追放せずに墓地に置いたからできないんじゃないか?」と主張。
Aは「え?そうなんですか?」と納得いかない様子。両者はジャッジを呼んだ。
---------------------------------------------------------
ということのようでした。あなたならどう裁定しますか?
一通りの状況説明の後、
J:「反復という能力を理解されてますか?」
A,B:「はい」
J:「Bさん、あなたはAさんがカードを墓地に置いたことに気づいていましたか?」
B:「ええ、まあ」
J:「Aさんが反復をし忘れることを期待して何も言わなかったということはありませんか?」
B:「えっ、いえ、その時は何となく見逃してしまっただけです」
J:「もう少し詳しく聞かせてください」
という感じのやり取りのあと、その場を離れて両者別々にインタビューという
ことになりました。
反復という能力は「墓地に置く代わりに追放する」なので、プレイヤーの選択の
余地なく必ずゲームから追放されます。
アップキープの開始時にキャストすることはプレイヤーの任意なので、キャスト
することを忘れた場合は、そのカードは追放されたままです。
キャストするのを忘れてドローステップまで進んだのなら、それはプレイヤーA側
の責任ですね。
「墓地に置いたからキャストできない」というBの主張は、悪意のもとにルールを
曲解していると疑われてもしかたありません。
ある選択をせずに次の処置に進んでしまった場合は、その選択をしなかったとみなされる。
しなければならないことをせずに進んでしまった場合は、できる限り巻き戻す。
(もちろんまずジャッジを呼ぶのが最初にしなければならないことです)
この違いは明確に区別されなければならないことですね。
・
・
・
・
実は自分も4回戦で似たようなことがありました。レポでは割愛した対戦です。
吠えたける鉱山の追加ドローを忘れて、メインフェイズまで進んでしまい、
クリーチャーをキャスト。その後手札の枚数が少ないと気づいてジャッジを
呼びました。
誘発忘れで自分にワーニング。相手も見逃しでワーニング。ドローしなければ
ならない枚数を追加で引いて、ゲーム再開という裁定でした。
この裁定自体はごく普通のものです。
私は相手の方に謝罪し、ゲームを再開しようとしました。
ところがその対戦相手の主張は「クリーチャーを出すところまで進んだのだから、
ドローできないのではないか」というものでした。
私はその方に明確な悪意を感じました。
相手の方は、どう見てもルールに詳しくない初心者ではありません。
今まで何度も日本選手権地区予選に参加されている方です。
mustとmayの違いは当然知っているべきです。
もともと、ゲーム開始時の相手の態度に非常に悪印象を持っていたこともあり、
それまでの気分を台無しにされた気持ちでした。
「もうこれ以上ここにいたくない」という気持ちがだんだん強くなり、投げやりな
プレイを何度か続けたあと、相棒に申し訳なくなって投了しました。
終わり際に、「ミスプレイは申し訳ありませんでしたけど、見逃しの警告が
貯まるとあなたにも不利になりますから、お互い気をつけましょう」
と言うのが精いっぱいでした。
あの手の方々には関わりたくない、というのが正直な気持ちです。
日本選手権地区予選という競技レベルの大会に出て、そして日本選手権に出たいと
いうなら、ルールとジャッジングに精通し、対戦相手に礼儀と敬意をもって対戦
してもらいたいです。
某掲示板から来られた方は、こちらの記事もご覧下さい。
http://magicgao.diarynote.jp/201007140751058217/
<本記事はこちら>
5回戦のときだったかな。。。隣の卓で何かもめていました。
(細部はうろ覚えです。正確な記述でないことをあらかじめお詫びしておきます)
---------------------------------------------------------
プレイヤーAが反復呪文をキャストし解決した後、それを墓地の上に置いた。
次のターンにAが反復能力でもう一度キャストしようとしたらしい。
そこで対戦相手Bが、「追放せずに墓地に置いたからできないんじゃないか?」と主張。
Aは「え?そうなんですか?」と納得いかない様子。両者はジャッジを呼んだ。
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ということのようでした。あなたならどう裁定しますか?
一通りの状況説明の後、
J:「反復という能力を理解されてますか?」
A,B:「はい」
J:「Bさん、あなたはAさんがカードを墓地に置いたことに気づいていましたか?」
B:「ええ、まあ」
J:「Aさんが反復をし忘れることを期待して何も言わなかったということはありませんか?」
B:「えっ、いえ、その時は何となく見逃してしまっただけです」
J:「もう少し詳しく聞かせてください」
という感じのやり取りのあと、その場を離れて両者別々にインタビューという
ことになりました。
反復という能力は「墓地に置く代わりに追放する」なので、プレイヤーの選択の
余地なく必ずゲームから追放されます。
アップキープの開始時にキャストすることはプレイヤーの任意なので、キャスト
することを忘れた場合は、そのカードは追放されたままです。
キャストするのを忘れてドローステップまで進んだのなら、それはプレイヤーA側
の責任ですね。
「墓地に置いたからキャストできない」というBの主張は、悪意のもとにルールを
曲解していると疑われてもしかたありません。
ある選択をせずに次の処置に進んでしまった場合は、その選択をしなかったとみなされる。
しなければならないことをせずに進んでしまった場合は、できる限り巻き戻す。
(もちろんまずジャッジを呼ぶのが最初にしなければならないことです)
この違いは明確に区別されなければならないことですね。
・
・
・
・
実は自分も4回戦で似たようなことがありました。レポでは割愛した対戦です。
吠えたける鉱山の追加ドローを忘れて、メインフェイズまで進んでしまい、
クリーチャーをキャスト。その後手札の枚数が少ないと気づいてジャッジを
呼びました。
誘発忘れで自分にワーニング。相手も見逃しでワーニング。ドローしなければ
ならない枚数を追加で引いて、ゲーム再開という裁定でした。
この裁定自体はごく普通のものです。
私は相手の方に謝罪し、ゲームを再開しようとしました。
ところがその対戦相手の主張は「クリーチャーを出すところまで進んだのだから、
ドローできないのではないか」というものでした。
私はその方に明確な悪意を感じました。
相手の方は、どう見てもルールに詳しくない初心者ではありません。
今まで何度も日本選手権地区予選に参加されている方です。
mustとmayの違いは当然知っているべきです。
もともと、ゲーム開始時の相手の態度に非常に悪印象を持っていたこともあり、
それまでの気分を台無しにされた気持ちでした。
「もうこれ以上ここにいたくない」という気持ちがだんだん強くなり、投げやりな
プレイを何度か続けたあと、相棒に申し訳なくなって投了しました。
終わり際に、「ミスプレイは申し訳ありませんでしたけど、見逃しの警告が
貯まるとあなたにも不利になりますから、お互い気をつけましょう」
と言うのが精いっぱいでした。
あの手の方々には関わりたくない、というのが正直な気持ちです。
日本選手権地区予選という競技レベルの大会に出て、そして日本選手権に出たいと
いうなら、ルールとジャッジングに精通し、対戦相手に礼儀と敬意をもって対戦
してもらいたいです。
コメント
福岡2次予選で不快な思いをなされたことを申し訳なく思います。
ガ0-さんのケースはよくあることとして単純に処理してしまい、対戦相手の方の申し様に悪意があるかどうかの判断というのはされていないと思います。
僕もガ0-さんの仰る「あの手の方々」がトーナメントシーンに存在しなくなくなるよう望んでおりまして、全体の進行を遅らせてでも冒頭に示したようなインタビューを実施するようにしております。
今後も何かご意見・ご感想等ございましたら、忌憚なく仰っていただきたいと考えております。
今回は誠にありがとうございました。
そう仰っていただけると、私としても非常に心強いです。
GP横浜でのスーパーGPTの時の裁定も偶然横の席で拝見しており、福岡2次予選
主催者様の「悪意のあるプレイヤーは許さない」という強い意志はプレイヤー
サイドにも十分伝わってきているのではないでしょうか。
わざわざコメントありがとうございます。
月末のPTQでお会いできると思います。
また楽しく遊ばせていただきます。