2001年6月アポカリプスが発売されました。対抗色がテーマなこのセット、
対抗色マルチカラーのカードは強力なカードが多く、貪るようにパックを
買いました。対抗色ペインランドが5種類全部、パック買いで揃っちゃった
くらいです。この時、ボックスで買っても日本円で7000円くらいだったんです!

今でも一番思い入れのあるセットですね~。
大会用だけでなく、カジュアルデッキでもいろんな色の組み合わせを試してみました。

中でもお気に入りは、黒緑の魂売り。何かの間違いかと思うくらいのハイスペック
でしたね。これを使ったデッキはもう少し後の記事になります。

その次にお気に入りが赤青の二枚、予言の稲妻と火+氷。バーンとカウンターの
組み合わせが好きな自分にピッタリでした。

で、新しい形の攻撃的パーミションを組もうといろいろ試していたら、ファイアズ
とレベル、ドロマーゴーをターゲットにしたこんなデッキに仕上がりました。
カードプールは第7版+マスクスブロック+インベイジョンブロックです。

「ブラッドバーン」
土地 (24)
13 : 山/Mountain
4 : シヴの浅瀬/Shivan Reef
1 : ラースの果て/Rath’s Edge
3 : リシャーダの港/Rishadan Port
3 : 黄塵地帯/Dust Bowl
土地破壊 (8)
4 : 石の雨/Stone Rain
4 : 略奪/Pillage
バーン (28)
4 : ショック/Shock
4 : 炎の印章/Seal of Fire
4 : 火+氷/Fire+Ice
4 : 火山の鎚/Volcanic Hammer
4 : リスティックの稲妻/Rhystic Lightning
4 : 魔道士の競演/Mages’ Contest
4 : 血の誓い/Blood Oath

カウンターが「魔道士の競演」になった、まさに攻撃的パーミションの名に
ふさわしいデッキです。
この環境のみに特化したこのデッキは自分の中では自信作で、アメリカで使った
デッキの中でも2番目のお気に入り。呪文も4枚ずつでとても美しいレシピ
じゃないでしょうか。

ファイアズは1t目のマナクリーチャーさえ潰してしまえば、遅いビートダウンです。
3t以降に土地破壊やリシャーダの港でマナを絞れば、手札がどんどん貯まるだけ。
レベルも同じく1マナ2マナレベルを潰せればOKです。
後はスキを見て、血の誓いを打ち込めばほぼゲーム終了、というわけです。

パーミション系のデッキには、嘘か真かを解決後に、血の誓いを打ちます。
もちろん宣言はインスタント。だいたい12点くらいのダメージになります。

実際の戦績は、
ファイアズやレベルその他のビートに 7-3
パーミ系に 3-1
マシンヘッドや対立など他のコントロールに 3-0
フルバーンに 0-1
でした。フルバーンは土地破壊の分だけ火力が減るからしょうがないですね。

大会ごとの成績は、3-2で9位、5-2で3位、5-1で2位と十分満足
できるものでした。初めてレーティングが1700台に乗ったのも、このデッキ
のおかげでしたね。


2001年の夏は、インベイジョンブロック構築シーズンでもありました。
ブロック構築は開催される大会が少ないので、長い間大会に参加しながら少しずつ
調整していくことがあまりできず、少々物足りない気はしますが、GPTやPTQ
というプレミアイベントはまだ参加したことがなかったので、挑戦してみること
にしました。

初めてのGPT、初めてのPTQはこのデッキでした。
2001年7/29と8/18のことです。

「ゾンビーズ」
土地 (25)
7 : 沼/Swamp
4 : 山/Mountain
4 : アーボーグの火山/Urborg Volcano
2 : シヴのオアシス/Shivan Oasis
4 : ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
2 : デアリガズのカルデラ/Darigaaz’s Caldera
2 : ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis
クリーチャー (24)
4 : 夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar
3 : シヴのゾンビ/Shivan Zombie
4 : アンデッドの王/Lord of the Undead
1 : 溶岩のゾンビ/Lava Zombie
2 : 火葬のゾンビ/Pyre Zombie
2 : ファイレクシアの発掘者/Phyrexian Delver
4 : 雷景学院の戦闘魔道士/Thunderscape Battlemage
3 : 火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
1 : 魂売り/Spiritmonger
その他 (12)
4 : 終止/Terminate
3 : ウルザの激怒/Urza’s Rage
3 : 虚空/Void
2 : サーボの命令/Tsabo’s Decree

アンデッドの王でゾンビを使いまわしつつ、ボードコントロールを狙います。
ゾンビばっかりにしないのは、相手のサーボの命令を警戒してのこと。
魂売りは、この環境最強のクリーチャーですし。

戦績はGPTでは4-2でTop8抜け、その後1-1ということで3位は良かった
のですが、PTQでは3-5と残念な結果で、トータル8-8とイーブン。
デッキの内容も割と平凡な感じで、特に気に入った点がないのでそのままお蔵入り
してしまったデッキです。

この環境は多色がメインで、特殊地形が多用されるということに目をつけて
調整したデッキがこちら。

「リースランデス」
土地 (26)
5 : 森/Forest
3 : 山/Mountain
3 : 平地/Plains
2 : エルフェイムの宮殿/Elfhame Palace
4 : シヴのオアシス/Shivan Oasis
4 : 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
3 : リースの木立ち/Rith’s Grove
2 : ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis
土地破壊 (18)
4 : ドワーフの地すべり/Dwarven Landslide
4 : 激情の耕作/Frenzied Tilling
4 : ベナリアの使者/Benalish Emissary
4 : リースの魔除け/Rith’s Charm
2 : シヴの収穫/Shivan Harvest
その他 (17)
4 : ユートピアの木/Utopia Tree
4 : 荊景学院の使い魔/Thornscape Familiar
4 : 火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
3 : 秩序+混沌/Order+Chaos
2 : ゴブリンの塹壕/Goblin Trenches

これも結構な自信作です。自分のランデスデッキの中では、最も成功したデッキ
と思ってます。とりあえず3tにチャームで土地破壊できるところも偉いし、
後半はトークン出してシヴの収穫のコストに当てられます。

1枚で2度おいしい、つまりアドバンテージが稼げるカードが、激情の耕作、
ベナリアの使者、チャーム、カヴー、トレンチなど盛りだくさん。
もちろんフィニッシャーはトレンチからのトークンです。

結果は8/26のGPTで3-1-1の惜しくもTop8ならずの10位。
9/2のPTQでは4-4でした。4-2の後でツキに見放されたのか、引きが
悪く二連敗してしまったのが痛かったです。

この時の対戦相手Brook L. Northさんが書いたレポを、Neutral Ground on line
というサイトで後になって発見しましたので、抜粋します。結構有名なプレイヤー
の方のようですね。

この方のデッキは以下の通り。
7 Islands
6 Swamps
4 Salt Marsh
4 Urborg Volcano
4 Shivan Reef
4 Vodalian Zombie
4 Plague Spitter
4 Urborg Drake
4 Emblazoned Golem
4 Fire/Ice
4 Undermine
4 Prophetic Bolt
3 Urza’s Rage
3 Recoil
1 Yawgmoth’s Agenda

Round 7 Osamu G/R/W Land destruction!

Game one, I’m unsure of what he’s playing, but my fires and
vodalians seem good against his familiars and other green cards.
I figure it out when he tillings a land, then a Benalish Emissary
comes down to hold me off. I believe he dropped a goblin trenches
in this game, but when I recoiled it on his next end-of-turn he
only made two goblin-soldiers. Good for me, but bad for him.
Luckily I am able to burn him out with undermines.

Game two on turn three, he manasources a forest, then drops rith’s
grove, and shivan harvest (!!) Next turn he casts rith’s charm
for three guys and I nearly shit myself. My lands look to be in
some danger. Luckily my turn three and four urborg drakes have
him under enough pressure that he can’t just sit back and chump
while blowing up my land. He has to drop a flametounge, then a
benalish emmisary, so I get to have my mana out long enough to
bolt him dead.

If he had drawn a bit more red, or I had had a slower start, he
would have been able to clean out my land in two turns. Definitely
the most original deck I faced all day, played by a very nice
opponent

最後の一文のように誉められると嬉しいものですね。
いつか、自分もこんな大会レポ書きたいと思ってましたが、このブログを初めて
ようやく実現できました。

コメント

ざきもま
2010年10月1日11:59

うあああああ
デュエルファイター刃の最盛期だ
予言の稲妻を吸収したり、
ラッカボルバーに対して中略うって中略返してキッカーのマナがなくなったりあったなあ

ガ0-
2010年10月1日21:11

コメントありがとうございます。

そんな反応待ってましたよ!

残念ながらアメリカにいたため、この頃の刃は読んでなかったんですが
派手な応酬が楽しい漫画でしたね。

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