昨日の記事では4ターンキルのパターンを考えてみました。
ま、それはブン回りというヤツですけど、実際にはまあ5ターン(5t)以内に勝負が
決まることがほとんどでしょう。

マジックのビートダウンデッキは、相手が何もしなければ5tで20点削れなければ失格です。
最低でもこの基準をクリアできなければ、大会で勝ち越すのは不可能でしょう。

例えば、1tに1/1、2tに2/2、3tに3/3、4tに4/4を出せれば5tまでに計20点になります。
ここで各クリーチャーが、何点分働いているかを計算してみましょう。
1/1は2tから4回殴っているので、計4点分のダメージ。
2/2は3tから3回殴っているので、計6点分のダメージ。
3/3は4tから2回殴っているので、計6点分のダメージ。
4/4は5tに1回殴っているので、計4点分のダメージ。
となります。

クリーチャー1体につき、最低4点分の働きをしていることがわかります。
ビートダウンデッキでは、この1体につき4点分の働きが期待できるかどうかが
クリーチャー選択の目安になると思ってます。

今回のエターナルクローン・レッドフレアでは、この5tに20点、1体につき4点を
最大限に目指しています。理由は2つ、ビートダウンにノーガードで殴りあっても
勝てるようにするのと、対トロンで勝つためです。

もう少し詳しく考えてみましょう。

先手5ターンというのは、初手7枚+ドロー4枚の計11枚だけしか手札がありません。
貴族の教主も土地と同じくマナソースとみなすと、総計61枚のうちマナソースは28枚に
なります。初手土地が1枚以下(約8%)と6枚以上(約3%)はマリガンするので除外して、
そこから4枚引いた時、マナソースの枚数の確率分布は

3枚以下 10%
4枚   21%
5枚   29%
6枚   24%
7枚以上 16%

となります。3枚以下は土地事故、7枚以上はマナフラッドですね。これは避けられません。
マナソースを増やしても減らしても、その2つが起こる確率は合わせて25%ちょっとに
なります。ちなみに極小点は、60枚デッキの場合は26枚(土地22枚+教主4枚)で25.3%、
61枚デッキなら27枚(土地23枚+教主4枚)で25.4%です。

さて、マナソースが4~6枚の場合を考えましょう。

11枚中マナソースが4~6枚ということは、マナソース以外の呪文カードが5~7枚。
この中で一番少ない枚数が5枚なので、ここから計算しても1枚最低でも4点というライン
が非常に重要なことがわかります。

マナソースが最低の場合4枚しかないということは、5マナ以上のカードはムダです。
だからこのデッキには、4マナ以下のカードしか投入しておりません。

この辺の感覚は、海バント8ミシュランでの実戦を通して学んだものです。
あのデッキの完成形も、61枚デッキで土地23枚教主4枚、全カード4マナ以下でした。

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