このデッキについて、よく質問されることが3つあります。

Q1.「ファイレクシアの変形者は何のために入っているの?」
A1.自分の趣味です。

Q2.「黒緑剣とかは使わないの?」
A2.趣味じゃないからです。もう一つの理由は、トータル5マナかかるからです。
5マナのカードを使わない理由はこちら
http://magicgao.diarynote.jp/201204181011582734/

Q3.「マナクリーチャーは教主だけ?増やしたほうが良くね?」
A3.いろいろ試しましたが、このデッキには教主だけで十分と考えてます。

1tマナクリーチャーから、2tに3マナのクリーチャー、というのは緑の定番ムーブで、
緑の強みなのは間違いありません。しかし4枚だけだと初手に最低1枚はある確率は
わずか40%。2種類8枚体制にすれば65%に跳ね上がります。3本勝負のうち2回は
期待できるわけで、この違いはかなり大きなものです。

昔流行ったファイアズと呼ばれるデッキは、それを目指す典型的なデッキです。
8枚のマナクリーチャーから、ヤヴィヤマの火か獣群の呼び声を2t目にプレイする
のが勝利への第一歩です。

しかし何事にもメリットとデメリットがあるもの。自分は、どんな緑ビートにも
マナクリーチャー8枚が必要とは思っていません。

最大のデメリットは、中盤以降ムダ札になること。初手から4ドローした後、
マナソースが7枚以上になる確率は、マナソースが28枚の時で17%、32枚になると
30%になります。クリーチャーの数で圧倒したいこのデッキにとって、マナフラッド
は負けゲームです。

このリスクをメリットに変えるためには、2つのアプローチがあります。
①5マナ以上の強力なカードを投入する。
②中盤以降の極楽鳥やエルフを活用するための方法を用意する。

ファイアズでは、
①はじける子嚢:打点の高さと短期的ながらアドを稼げるファイアズの中心カード
②ヤヴィヤマの火:クリーチャーに+2/+2できる。攻撃宣言後に使えばデメリット無し
があります。

大会で良く使われる各種剣は、①と②の両方兼ね備えていると言えるでしょう。

自分のデッキのサバイバルクローンでは、
①酸スラ、とぐろエンジン、青タイタン
②サバイバルエンジン:獣相のシャーマンの能力のコストと復讐蔦のトリガー

新山口プロレスでは、
①酸スラ、食百足、とぐろエンジン
②ガヴォニーの居住地
があります。

しかし、4マナ以下の速攻クリーチャーだけで固めたエターナルクローンでは、この
アプローチを採用しておりません。出してすぐ戦力になるものしか用は無いのです。

そしてもう一つの大きなデメリットは、血編みでめくれるとハズレなこと。
折角の強力な続唱で、ハズレる可能性が高くなるのはもったいないですからね。

もともとこのデッキのコンセプトは、紅蓮地獄では止まらないビートダウン。
マナクリーチャーを並べてデカいものを出そうとして、紅蓮地獄で一掃され
足が止まってしまう、ということは避けたいデッキなのです。

1マナクリーチャーが無くても何とかなるのは、2マナ圏の優秀なクリーチャーが
いるから。このデッキでは当然絡み根とタルモゴイフです。2tに2マナ、3tに3マナ
クリーチャーがテンポ良く展開できるのなら、マナクリーチャーが無くても大丈夫です。

海バント8ミシュランもこの考え方で成り立ってます。2マナ圏にジェスの浸透者と
リヴァーボア、3マナ圏にジェナーラとRWMがいますからね。

1tにマナクリーチャーを出す必要が低いのなら、1tタップインランドでスタート
しても、大きな影響はありません。ギルドランドなら2ライフの節約になりますし、
貴重なトランプル持ちの樹上の村を活用できます。これも海バント8ミシュランから
学んだことです。

5マナ以上のカードを使わないのも共通点。今のエターナルクローンが自分に
ベストマッチなのは、お気に入りの相棒海バント8ミシュランとサバイバルクローンの
両方の要素を兼ね備えているからなんですね。

コメント

しぃちゃん
2012年6月20日21:33

海バント8ミシュラン・・・そうやってここを紹介されたのが懐かしいw
理に適った動きを構築するスペックを持ち合わせていない自分に失望orz

ガ0-
2012年6月20日22:42

しぃちゃん、いつもコメントありがとうね。

しぃちゃんも、自分でデッキ作っていますよね。
そうやって作り続けると、自分なりのテンプレートとか自分好みのスタイルとかが
わかってくるものですよ。カジュアルデッキからも得るものは大きいですよ。

継続は力なり。
好きこそものの上手なれ。

昔の人は、いいこと言うものです。

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