アヴァシンの帰還の中でも結構お気に入りのこのカード、ルーリングをまとめておきます。

1.呪文を唱える
唱えるときは、対象とXをいくつにするかを宣言します。どのように軽減するかは
この時点で明らかにする必要はありません。「対象は○○で、X=3で神聖なる反撃を
唱えます」という感じで宣言します。それ以上何も使うつもりなければ「解決して
いいですか?」と相手に確認しましょう。

2.解決前
解決前に対象不適性になると打ち消されることは、マジックの重要なルールです。
この呪文の場合、対象不適性になるとダメージを与える効果だけでなく、軽減効果まで
発揮できなくなります。X=1以上で幻影の像に撃つのは無意味なことです。
(逆にX=0で撃てばわずか1マナで幻影の像を除去できることになります)

3.呪文の解決
無事呪文が解決されれば、自分はダメージ1点分を軽減する盾をX個持つことになります。
解決の時点では対象にダメージはあたえられません。盾を自分やパーマネントにどう
使うかはこの時点でも決定されません。

4.軽減
自分か自分のコントロールするパーマネントにダメージが与えれらることになるたび、
この盾を使用することを強制されます。その後のダメージのために盾を残すことは
選べません。例えば、パワー3の感染クリーチャーのダメージを防ごうとしてX=3で
神聖なる反撃を唱え解決されたとしても、神聖なる反撃の解決後かつ戦闘ダメージを
適用する前に、火葬をプレイヤーに撃たれた場合、火葬のダメージが先に適用される
ことになるので、火葬のダメージを軽減しなければなりません。

同時に与えられるダメージがあって、その全てを軽減するほどの盾が無い場合、
どのダメージを軽減するかは、自分で選ぶことができます。例えば、X=3でかがり火を
打たれた場合、タフネス3のクリーチャーへのダメージを1点分、タフネス1の
クリーチャーへのダメージを3点分、自分へのダメージを1点分軽減する
(盾が5個ある場合)などのようにできます。

戦闘ダメージは、先制攻撃・二段攻撃がある場合を除いて全て同時に適用されるので、
かがり火の例と同様、どのパーマネントへのダメージを軽減するか、自分で選ぶことが
できます。

ダメージが軽減された時点で、対象に神聖なる反撃からのダメージが適用されます。
ダメージの大きさは軽減に使用された盾の数で決まり、X未満の数字になることも
あります。このダメージは、例え他の呪文や能力の解決中であろうと直ちに適用されます。
盾が使用されたタイミングが複数ある場合(2/2二段攻撃からのダメージ4点分など)、
神聖なる反撃からのダメージのタイミングも複数あることになります。その場合、
対象となったクリーチャーを救うために、再生能力を複数使用しなければならない
こともありえます。

対象となったクリーチャーが、ダメージで死亡したり場を離れたりしてそれ以上ダメージ
を与えられない状態になったとしても、軽減の盾自体はターン終了時まで有効です。


特に複数のクリーチャーでブロックが成立した後に、神聖なる反撃を使うつもりなら
もう少し知っておかねばならないことがあります。

まずは呪文を宣言する前に、複数のプロッククリーチャーへのダメージ適用順を確認
しましょう。通常は攻撃プレイヤーが決定します。例えばこんな具合になります。

相手「攻撃クリーチャーを指定します。5/5のAと3/4のBで攻撃!」
自分「ブロックしますよ。Aを3/2のCと2/4のDでダブルブロック、Bはスルー!」
相手「んじゃあ、こちらは特になし」
自分「その前に、ブロックが成立したから適用順を決めて下さい」
相手「おお、えーと、Dが生き残るとBの攻撃が通らなくなるから、Dを倒したいぞ。
だから、D→Cの順で」
自分「Dを助けるには、X=2で十分だ。X=2で神聖なる反撃をプレイ」

逆にC→Dの順であれば、Cを助けるためにはX=4が必要ですね。
このようにダメージの適用順が結果に大いに影響しますので、使う前の確認は重要です。

こんなところかな。
間違いがあったら、ご指摘宜しくお願いします。

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