このシリーズ記事を始める前は、日に2~30くらいのアクセス数だったのですが、
今は6~80くらいになっててビックリしてます。

環境が切り替わる時期に昔話なんて誰も読んでくれないかも、と心配してたのですが、
楽しんでいただけたようで、自分としても嬉しいです~。

さて、長かったこのシリーズ記事もいよいよ大詰めです。
最後の記事はあのアラーラブロック導入後の話。2008年秋以降のことです。

アラーラブロックは3色の組み合わせをテーマにしたブロック。
もちろん自分好みのブロックです。
アラーラの断片は、カジュアル向けのカードも多く、とりあえず3色ランド全種4枚
ずつ揃えるまで買いました。

だけれど、神話レアの設定は正直がっかりですね。
神話レア4枚揃えるのなんて、パック買いだといくらかかるんでしょう・・・

最初に試しに組んだパーミションデッキがなかなかの感触だったし、聖なるメサ
や謎めいた命令の使い心地も把握してたので、そのまま大会に持ち込みました。
カードプールは第10版+ローウィンブロック+アラーラブロック。

土地 (24)
7 : 島/Island
3 : 平地/Plains
4 : 秘教の門/Mystic Gate
4 : アダーカー荒原/Adarkar Wastes
2 : 反射池/Reflecting Pool
3 : フェアリーの集会場/Faerie Conclave
1 : 近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower
カウンター (15)
3 : 否認/Negate
4 : 砕けた野望/Broken Ambitions
4 : 取り消し/Cancel
4 : 謎めいた命令/Cryptic Command
除去 (8)
4 : 糾弾/Condemn
4 : 審判の日/Day of Judgment
ドロー (10)
4 : 時間の把握/Telling Time
4 : 熟考漂い/Mulldrifter
2 : ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
フィニッシャー (3)
3 : 聖なるメサ/Sacred Mesa

http://magicgao.diarynote.jp/201009180916464437/
この記事に載せたやつとほぼ同じ。

最初にフィニッシャーとして使っていた聖なるメサは、エルズペスに変えました。

白青をベースにしてますので、タッチ黒でエスパーカラーに、タッチ緑でバント
カラーに変えたりしても十分楽しむことができます。
この辺も、アラーラの断片の魅力ですね。

このデッキは随分、長い間使っていました。もちろんお気に入りです。

戦績は白青では、1+1Bye-3-2、0+1Bye-2-1、1+1Bye-1-1、
3-2-1、3-0、2-1、2-1、2-1、1-1-1、3-1-1、
2-1-1、3-3-1、3-1、1-3、3-4、4-3、1-3でトータル
35-31-9で勝ち越し。
エスパーカラーは、4-1、4-2-1、3-4、2-1-1、2-1-1、
3-1、1-3-2、3-3-1、3-0-1、2-2、1-0-3、2-1-1、
2-5、4-2、2-3-1でトータル38-29-12で勝ち越し。
バントカラーは、2-1、1-2-1、2-1、2-3、1-3-1でトータル
8-10-2で負け越し。

エスパーではエスパーチャームが苦花を割れてエラいのですが、バントでは
バントチャームはこのデッキにはあまり有効ではなかった点で、明暗を分けた
ようです。

商品も、トータル22パックゲットしましたし、十分満足の行くデッキに
仕上がったと思います。上位入賞したときのデッキリストが、某掲示板に
晒されたこともありまして、相当ボロくそにけなされたこともありました。
しかし、メガパーミだって十分フェアリーと戦える実力があるってことが、
結果で証明できて嬉しかったですね。

さて、これから後のデッキの話は、バントデッキ変遷史で述べた通りです。

私のデッキ紹介はこれで一旦終了です。
次回は最終回として、これまでの総括をしようかなと思います。

3週間にわたり続いてきたこのシリーズ記事、お付き合いいただきありがとうございました。
m(_ _)m
ここで、日本で行った遠征をまとめておきましょう。

2003. 1/4 PTQ@丸亀
2003. 1/24 GPT@広島
2003. 1/25 GP広島
2003. 8/16 GPT@大阪
2003. 8/22 GP横浜
2003. 8/23 アマチュア選手権@GP横浜
2004. 1/23 GP岡山
2004. 8/28 GP名古屋
2004.12/23 Finals予選@大阪
2005.11/5 GP北九州
2007.11/11 Finals予選@GP北九州
2008. 3/8 GP静岡
2008. 3/9 PTQ@GP静岡
2008. 7/19 CDC
2008. 7/20 LMC千葉
2008. 7/21 LMC代々木
2008. 9/23 五竜杯
2008.12/20 PWC神奈川
2008.12/21 Finals予選@東京
2009. 1/17 五竜杯
2009. 1/18 PWC神奈川
2009. 5/2 PWC神奈川
2009. 5/3 LMC代々木
2009. 5/4 五竜杯
2009. 6/20 GPT@大阪
2009. 6/21 PTQ@大阪
2010. 3/21 GPT@GP横浜
2010. 3/22 GPT@PWC
2010. 5/29 Angelic Smile@大阪
2010. 5/30 ニッセン予選@大阪

以下はこのブログに記載の通り。

こうして見ると、いろんなところ行ってきたことがわかります。
東京以北は交通の便が悪いので、なかなか行けませんが、できたら1度くらい
行ってみたいです。

さて、プレミアイベント以外の大会で初めて遠征したのが、2008.7/19~21の
千葉~代々木の3連戦でした。

その時に使ったデッキがこちら。
カードプールは、第10版+タイムスパイラルブロック+コールドスナップ+
ローウィンブロック+シャドウムーアブロックです。

「白青ブリンクシフター」
土地 (23)
7 : 冠雪の平地/Snowcovered Forest
5 : 冠雪の島/Snow-Covered Island
4 : フェアリーの集会場/Faerie Conclave
4 : 秘教の門/Mystic Gate
3 : 反射池/Reflecting Pool
クリーチャー (16)
4 : 時代寄生機/Epochrasite
4 : 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
4 : 熟考漂い/Mulldrifter
4 : ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter
その他 (22)
4 : 祖先の幻視/Ancestral Vision
4 : 謎めいた命令/Cryptic Command
3 : 糾弾/Condemn
3 : 一瞬の瞬き/Momentary Blink
2 : 神の怒り/Wrath of God
2 : 聖なるメサ/Sacred Mesa
4 : 連合の秘宝/Coalition Relic

ローウィンの発売は、まだまだ記憶に新しい2007年の秋。それぞれ大小二つのセット
からなるローウィンブロックとシャドウムーアブロックで、大きなブロックを形成する
という変則的なブロック構成でした。

多色好きな私としては、やはり後編のシャドウムーアブロックの方が好きなのですが、
このブロック全体から好きなカードを挙げるとしたら、謎めいた命令になります。

カウンターにドローにバウンスに全クリタップ。青の利点全てが凝縮されたこのカード、
ローウィンブロックが有効な限り、最後までこのカードを使い続けました。

タイムスパイラルブロック存命中はこのデッキ。
やはりヴェズーヴァの多相の戦士がキーカードです。

クロノゾアを出してすぐに多相の戦士が変異しようとしたら、最低でも計7マナ
かかるのが前のデッキの欠点でした。根の壁やガラクなどでマナ加速は講じている
ものの、なかなかそうはいかないことも多かったわけです。

そこでクロノゾアの代わりに、時代寄生機と台所の嫌がらせ屋を採用しました。
序盤からブロッカーにもなるこの2枚は、無駄になることがありません。

前のデッキでの根の壁は、連合の秘法が代わりを務めます。
死ににくいクリーチャー群で粘れば、祖先の幻視や熟考漂いで稼いだアドバンテージ
が効いてきますね。ゲームが長引いたら聖なるメサの出番です。

ずいぶん長くかかって調整しただけに、完成度はずいぶん高いはず・・・
なのですが、結局戦績は負け越しです。それでもこれは結構なお気に入りです。

3-3、3-5-1、1+1Bye-2、1-2、1-1-1、2-1-1、3-1、
3-3-1、2-0-1、1+1Bye-5、2-4、3-2、2-2、3-1、1-3
という戦績で、トータルは31-35-5でしたね。残念!

この頃のトップメタはフェアリー、それからトースト、ブリンク、エルフ、
キスキンなどがそれに続いてましたね。

実際にフェアリーとの対戦成績は3-2-1と勝ち越しです。
死ににくいクリーチャー+ライフゲイン+神の怒り+聖なるメサと、フェアリー
にとっては辛いカードが多いせいでしょうね。

2006年秋からスタートしたタイムスパイラルブロックは、昔のカードもたくさん
再録されており、私のような古参プレイヤーに人気のブロックです。
従者みたいなクソカードがなぜ入っているのかは永遠の謎ですけどね。

このブロック一番のお気に入りカードは、ヴェズーヴァの多相の戦士です。
クローンに変異がついたら、いろんな悪さができるようになりました。
自分は某ゲームから「ものまね師」と呼んでます。

最初に組んだのはこのデッキ。「スチューピッドモンスター」のようなデッキ構成に、
クロックパーミ的な性格を加えたようなデッキです。
カードプールは、第9版+ラブニカブロック+タイムスパイラルブロックに加えて
コールドスナップが入るというこの時期独特のものです。
後に、第9版が第10版に入れ替わってもそのまま使い続けました。

「緑青アグロバイパー」
土地 (22)
5 : 森/Forest
4 : 島/Island
1 : ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
4 : 繁殖池/Breeding Pool
4 : ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
2 : 宝石鉱山/Gemstone Mine
2 : 幽霊街/Ghost Quarter
クリーチャー (34)
4 : 極楽鳥/Birds of Paradise
4 : ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 : ハートウッドの語り部/Heartwood Storyteller
4 : オーランのバイパー/Ohran Viper
4 : 三角エイの捕食者/Trygon Predator
3 : ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter
3 : 造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant
4 : 粘体マンタ/Plaxmanta
4 : 神秘の蛇/Mystic Snake
その他 (4)
4 : 差し戻し/Remand

このデッキから緑青の組み合わせが好きになりました。

今考えると、このデッキならテフェリーを加えたほうが良かったですね。
多相の戦士をヴェンセールやマンタや神秘の蛇のように使えましたから。
ラノエル2枚と入れ替えでOKでしょう。

マンタは、海バント8ミシュランの巨森の蔦と同じ使い心地ですね。
除去をはじいてさらに2/2が残る、なんて素晴らしいんでしょう。
同じ目的で巨岩樹の祈りを挿していたときもありました。

戦績は、2-2、0+1Bye-3、3-1、2-5、0+1Bye-2、0+1Bye-3、
1-2、2-2、2-2-1、0+1Bye-2でトータル12-24-1と大きく負け越し。

このデッキも情熱の割りには、あまり結果が残せていません。まだまだ戦略が
なってないんです。デッキの出来自体は良かったと思うんですけどね~。
テフェリーを入れていたらどうだったか、少々悔いの残るデッキです。


ラヴニカブロックが抜けたあとも、同じくヴェズーヴァの多相の戦士を使ったデッキ。
カードプールは、第10版+タイムスパイラルブロック+コールドスナップ+ローウィン。

「アグロゾーヴァ」
土地 (23)
9 : 森/Forest
7 : 島/Island
4 : ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
3 : 宝石鉱山/Gemstone Mine
クリーチャー (25)
4 : 極楽鳥/Birds of Paradise
4 : 根の壁/Wall of Roots
3 : 姿分け/Shapesharer
2 : 誘惑蒔き/Sower of Temptation
4 : クロノゾア/Chronozoa
4 : ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter
3 : 意志を曲げる者/Willbender
その他 (12)
4 : ルーンのほつれ/Rune Snag
3 : 調和/Harmonize
3 : 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
2 : ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer

クロノゾアをどんどん分裂させるデッキです。
多相の戦士か姿分けが墓地に落ちる時に、クロノゾアをコピーしておけば
当然カウンターがない状態なので、コピーされたトークンが出てきます。
このコンボが成立するかどうか、かなりコピーについて詳しくルールを
調べましたね~。「コピー可能な値」というルール用語ってご存知ですか?

クロノゾア自体、4マナ3/3飛行。このスペックだけでも、十分魅力的です。

地味ながら良かったのは根の壁。自分のターンとその後の相手のターンに
1回ずつマナを出せます。自分のターンにクリーチャーを出し、相手の
ターンに変異やカウンターなどを使いたいこのデッキにぴったりでした。


戦績は、2-3-1、3-3-2、3-3、2-2、2-2、2-2-1
でトータル14-15-4と負け越し。ほとんどイーブンばかりですね。
勝ち越しまであと1歩が、なかなか難しいデッキでした。

続くギルドパクトもディセッションもいいセットで、結構たくさん買いました。
デッキの創作意欲もどんどん湧き出て来て、全てのギルドのデッキができました。
あくまでカジュアルでの話ですが。

大会用には、ギルドごとのデッキとは別に、黒白のハンデスとボードコントロール
を合わせたデッキを組みました。

その後も青を足したり、ランデスに組み替えたりして大会に挑みましたけど、
このシーズンはずっと負け越しでしたね。

意気込みと成績がかみ合ってない時期ということで、妙に印象に残るシーズンでした。
ま、出来が悪い子ほど可愛いといいますか、なんか憎めない相棒達です。

カードプールは、第9版+神河ブロック+ラヴニカブロック
「黒白コン」
土地 (23)
11 : 沼/Swamp
4 : 平地/Plains
4 : 神無き祭殿/Godless Shrine
2 : オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica
2 : コイロスの洞窟/Caves of Koilos
ダメージソース (7)
4 : 魂の消耗/Consume Spirit
3 : 湿原の源獣/Genju of the Fens
除去 (15)
4 : 神の怒り/Wrath of God
2 : 最後の裁き/Final Judgment
2 : 汚れ/Befoul
4 : 屈辱/Mortify
3 : 糾弾/Condemn
その他 (15)
4 : ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena
4 : 酷評/Castigate
3 : 悪夢の虚空/Nightmare Void
4 : オルゾフの印鑑/Orzhov Signet

以前使ってた黒コンと使い心地がほぼ同じなので、使いやすかったのですけどね。
悪夢の虚空と闘技場の組み合わせは強力で、ロックが決まったときは爽快でした。

でも肝心の戦績は、2-3、1+1Bye-2、0-3のトータル3-8。


次のデッキはドローのために青を足したもの。
カードプールは、第9版+ラブニカブロック+コールドスナップ+タイムスパイラル
「黒白青ボードコントロール」
土地 (23)
3 : 沼/Swamp
3 : 平地/Plains
1 : 島/Island
4 : 神無き祭殿/Godless Shrine
4 : 神聖なる泉/Hallowed Fountain
4 : 湿った墓/Watery Grave
1 : アダーカー荒原/Adarkar Wastes
1 : 地底の大河/Underground River
2 : ウルザの工廠/Urza’s Factory
ダメージソース (5)
2 : よじれた嫌悪者/Twisted Abomination
3 : 聖なるメサ/Sacred Mesa
除去 (11)
4 : 神の怒り/Wrath of God
3 : 信仰の足枷/Faith’s Fetters
4 : 糾弾/Condemn
その他 (21)
4 : 差し戻し/Remand
4 : 酷評/Castigate
3 : 悪夢の虚空/Nightmare Void
3 : 死体焼却/Cremate
4 : 強迫的な研究/Compulsive Research
4 : オルゾフの印鑑/Orzhov Signet

普通にパーミションにしろ!とか言われそうな構成ですけど、カウンターに頼らない
コントロールも好きなんですよ~。なかなかトーナメントレベルにまで調整する
のは難しいですけどね。

聖なるメサは、ペガサスがわらわら増えて楽しいカードでした。

戦績は、1-7、1+1Bye-1-1、1+1Bye-5でトータル3-13-1。
ボロボロでした。


次は、再びランデスに挑戦。
カードプールは、第9版+ラブニカブロック+コールドスナップ+タイムスパイラル

「緑赤黒ランデス」
土地 (25)
4 : 森/Forest
2 : 山/Mountain
2 : 沼/Swamp
4 : 草むした墓/Overgrown Tomb
4 : 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 : 硫黄泉/Sulfurous Springs
2 : 宝石鉱山/Gemstone Mine
1 : ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
2 : 怒りの穴蔵、スカルグ/Skarrg, the Rage Pits
クリーチャー (24)
4 : 極楽鳥/Birds of Paradise
4 : ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan
4 : シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker
4 : 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 : よろめく殻/Shambling Shell
4 : なだれ乗り/Avalanche Riders
その他 (12)
4 : 打撃+爆走/Hit+Run
4 : 破壊の宴/Wrecking Ball
4 : 大惨事/Wreak Havoc

軽量クリーチャーを並べつつ、ランデスを行うポンザ型のデッキです。
よろめく殻はクリーチャーとしても強化としても使える名脇役。発掘のおかげで
息切れを防ぐこともできます。

調整時は結構強いと思ったデッキでしたけど・・・

戦績は、2-2、1-3、1-4-1のトータル4-9-1。
無念・・・


本日最後のデッキは、黒赤に集中したランデス。
カードプールは、第9版+ラブニカブロック+コールドスナップ+次元の混乱まで

「赤黒ランデスビート」
土地 (23)
7 : 沼/Swamp
4 : 山/Mountain
4 : 血の墓所/Blood Crypt
4 : 硫黄泉/Sulfurous Springs
2 : 流砂/Quicksand
2 : 幽霊街/Ghost Quarter
クリーチャー (25)
4 : 病に倒れたルサルカ/Plagued Rusalka
4 : ダウスィーの殺害者/Dauthi Slayer
4 : ストロームガルドの十字軍/Stromgald Crusader
2 : 砂丘乗りの無法者/Dunerider Outlaw
4 : 惑乱の死霊/Hypnotic Specter
3 : 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll
4 : なだれ乗り/Avalanche Riders
その他 (12)
4 : 打撃+爆走/Hit+Run
4 : 破壊の宴/Wrecking Ball
4 : 不吉の月/Bad Moon

コンセプトは同じ。もうちょっとシャドークリーチャーがいたら良かったですね。

戦績は、3-1で3パックゲットしたものの、1-3でトータル4-4。
ま、前の3つに比べれば、まだマシなほうです。

見てくださいな、このシーズンの見事な負けっぷり。

「自分のしたいこと」と「その環境で勝つための戦略」のそれぞれのベクトル
が揃ってないと、こういうことになるんですね。このころは明らかにそれらが
ねじれてますね。「自分のしたいこと」が優先で、なかなか「その環境で勝つ
ための戦略」が見えてこなかったのです。

「自分のしたいこと」だけでいいなら、それはカジュアルデッキです。
それと「その環境で勝つための戦略」を同じ方向に向けること、それが
できなければ大会用デッキとは言えません。このボロ負けシーズンは
それに気付かせてくれました。
2005年秋発売のラヴニカは、テーマが「二色の組み合わせのギルド」というブロック
の始まりでした。これは自分も大好きなブロックです。

このブロックは、二色の組み合わせが10通りというより、使える色が10色に
なったと言ってもいいくらい、今までの常識を打ち破ったブロックでした。
色を2つ組み合わせるのと同じ感覚で、ギルドを2つ組み合わせることも可能でした。

最初のセットでは、黒緑・白赤・白緑・黒青が導入されました。
この中では、クリーチャーのサイズと除去に優れた黒緑が有力に思えました。
カードプールは、第9版+神河ブロック+ラヴニカです。

「黒緑グラディエーター」
土地 (24)
8 : 森/Forest
4 : 沼/Swamp
1 : 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
1 : 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse
4 : 草むした墓/Overgrown Tomb
4 : ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
2 : 流砂/Quicksand
クリーチャー (24)
4 : 極楽鳥/Birds of Paradise
4 : 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
4 : 鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber
3 : 鼠の短牙/Nezumi Shortfang
4 : 惑乱の死霊/Hypnotic Specter
3 : 香杉の源獣/Genju of the Cedars
2 : 鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni
その他 (13)
3 : 最後の喘ぎ/Last Gasp
4 : 化膿/Putrefy
3 : ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena
3 : 梅澤の十手/Umezawa’s Jitte

グラディエーターは、もともとはインベイジョンブロックの頃にあった、
ファイレクシアの闘技場入りビートダウンのことです。闘技場からライフを省みず
出てくるクリーチャー群のことを比喩しているのでしょうが、言い得て妙ですね。
第9版で再録された闘技場を使ってのビートダウンです。

墨目は最強の忍者。極楽鳥が墨目に化けた時は痛快ですね。
その他にも好きなクリーチャーがたくさん詰まっていて使って楽しいデッキでした。

戦績は、YS福岡で3-2、2-2、1-3、山口選手権で4-2、防府で
2-1ということで、トータル12-10と久しぶりの勝ち越し。
山口選手権で4パック、防府で4パックと賞品も稼いで満足でした。

県別選手権は、この前の年から始まったのですが、残念ながらこの年で
終了になってしまいましたね。もっと定着して欲しかったですが、
日本独自のイベントとしてファイナルズ予選が、結構な頻度で開催される
ようになりましたので、うまくその代わりを果たしていると思います。

続く2005年冬のエクテンシーズンは、これを調整しなおしたもので参加しました。
カードプールは、第7版以降の基本セット+インベイジョン以降のセットです。

「黒緑原獣ビート」
土地 (24)
8 : 森/Forest
4 : 沼/Swamp
1 : 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
1 : 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse
4 : 草むした墓/Overgrown Tomb
4 : ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
2 : 流砂/Quicksand
クリーチャー (23)
4 : 極楽鳥/Birds of Paradise
4 : 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
4 : 鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber
3 : 永遠の証人/Eternal Witness
3 : 惑乱の死霊/Hypnotic Specter
3 : 香杉の源獣/Genju of the Cedars
2 : 鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni
その他 (14)
4 : チェイナーの布告/Chainer’s Edict
4 : 化膿/Putrefy
3 : 帰化/Naturalize
3 : 梅澤の十手/Umezawa’s Jitte

源獣は、既に前から場に出ている土地につければ、擬似的に速攻のように相手を
奇襲できるところがいいですね。黒コンのときから、地味ながらお気に入りの
カードサイクルです。このデッキで、ほぼ地元と言っていいGP北九州に参加しました。

前日の16人勝ち抜けGPTでは、1回戦負けと2回戦負けと残念な結果でしたが、
本戦では
R1. 青黒アグロコントロール ○×○
R2. 緑青黒サイカマッドネス  ○○
R3. 親和           ○○
R4. 黒緑ビート       ○××
R5. 白赤ボロス       ×○○
R6. 白赤ボロス        ××
R7. 赤単ゴブリン      ×○○
で5-2と絶好調。69位で2日目抜け(Top64)にあと一歩というところでした。

ただその後参加したPTQでは、1-4-1と大きく負け越し、出入りの激しい
デッキでした。。。


デッキ調整に一番重要なのは情熱ということを学んだ私は、再びデッキ調整に
挑みます。続いてのブロックは、2004年秋からの神河ブロック。日本の八百万
の神々の世界をテーマにしたこのブロックは、再び私の情熱を刺激したのです。

連携のメカニズムも結構お気に入りですね。連携をテーマにしたデッキは
カジュアルでもたくさん組んでいます。このブロックは、ホントいろんな
デッキのアイディアを刺激されたブロックでした。

神河物語で一番のお気に入りのカードは、黒瘴!これは2box買って3枚揃った
愛しいヤツです。シングルでもう1枚買い足して、早速こんなデッキを組みました。
カードプールは第8版+ミラディンブロック+神河物語。

「黒瘴と摘出」
土地 (25)
14 : 森/Forest
7 : 沼/Swamp
1 : 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
1 : 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse
2 : 真鍮の都/City of Brass
クリーチャー (16)
4 : 極楽鳥/Birds of Paradise
4 : 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
4 : 永遠の証人/Eternal Witness
4 : 夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star
その他 (19)
4 : 木霊の手の内/Kodama’s Reach
4 : 肉体の奪取/Rend Flesh
4 : 頭蓋の摘出/Cranial Extraction
4 : 酸化/Oxidize
3 : 師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top

酸化がメインから4枚というところは、当時のメタの偏りを物語ってますね。

勝ち筋は、基本黒瘴で削りきること。それまでは、摘出で徹底的に骨抜きにする
こと。摘出は、最初花の神+魂無き蘇生で摘出を使い回すというギミックも
入れてましたけど、構築では回りくどいですね。永遠の証人のほうが、ずっと
シンプルで強力でした。

戦績は3-2、3-1、5-3、1-5、1-2-1、1-4、1-3と
15-20-1と大きく負け越し。でも相手のデッキを見たり、黒瘴で
10点ドレイン+さらに証人で回収など、なかなか楽しい動きのデッキでした。

続く神河謀反もいいセット。忍者には燃えました。反転クリーチャーもいいのが
揃ってきて、大いに刺激されたものです。結局はカジュアルどまりでしたけどね。

大会用のデッキはこちら。このデッキは、神河救済が出た後も引き続き使いました。
神河救済は前二つと比べて見劣りがして、パックはいくつか買っただけでしたから。
ということでカードプールは、第8版+ミラアディンブロック+神河ブロック。

「黒コン」
土地 (22)
16 : 沼/Swamp
1 : 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse
3 : ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus
2 : すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All
ダメージソース (10)
4 : 魂の消耗/Consume Spirit
3 : 湿原の源獣/Genju of the Fens
3 : 鼠の短牙/Nezumi Shortfang
除去 (11)
3 : 残響する衰微/Echoing Decay
4 : 汚れ/Befoul
2 : 撲滅/Eradicate
2 : 死の雲/Death Cloud
その他 (18)
4 : 夜の囁き/Night’s Whisper
3 : ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena
2 : 魔性の教示者/Diabolic Tutor
4 : 困窮/Distress
3 : 金属モックス/Chrome Mox
2 : 真髄の針/Pithing Needle

当時のメタは親和はだいぶ減って、各種トロンや青コンが中心でした。
そこでハンデス中心の黒コンが行けるかも、と思って組んだデッキです。
メインの短牙+困窮それに死の雲がハンデス。サイドにはWrench Mindも
用意してます。ビートダウンには、サイドに血のやりとり。後で出る滅びには
かないませんが、短牙の代わりに入ってくるこのカードは強力な除去でした。

戦績は、1-2、1-5、1-4、3-0-1、2-1、2-2で、残念ながら
トータル10-14-1の負け越し。特に1-5や1-4の結果が痛かったの
ですが、3-0-1の負けなしの優勝の時は、メタがはまって6パックゲット。
得たものも大きかったかな。

悪名高いミラディンブロックは、2003年秋から順次導入されました。
このブロック、自分にとってもガッカリなブロックで、パックはほとんど
買いませんでした。色の役割はMTGの重要な要素と信じる私は、アーティ
ファクト主体のブロックに何の魅力も感じなかったのです。
列日のあるフィフスドーンだけは、インベイジョンブロックやアラーラ
ブロックの第4のセットと考えたら面白そうですけどね。

そんなわけで、ミラディン導入後のデッキはOnBCの白単をスタン用に
調整しなおしたものを使うことにしたのです。
カードプールは、第8版+オンスロートブロック+ダークスティールまで

「白単コントロール」
土地 (27)
16 : 平地/ Plains
3 : 隠れ石/ Stalking Stones
4 : 隔離されたステップ/Secluded Steppe
4 : 邪神の寺院/ Temple of the False God
クリーチャー (9)
4 : 永遠のドラゴン/ Eternal Dragon
3 : 賛美されし天使/ Exalted Angel
2 : 怒りの天使アクローマ/ Akroma, Angel of Wrath
その他 (24)
4 : 拭い去り/Wipe Clean
4 : 霊体の地滑り/Astral Slide
4 : 新たな信仰/ Renewed Faith
4 : 神の怒り/ Wrath of God
4 : アクローマの復讐/ Akroma’s Vengeance
4 : 正義の命令/ Decree of Justice

これも、オーソドックスな構成ですね。今自分で見ると、このデッキは自分らしく
なく、逆に投げやりな印象に見えます。デッキの名前もおざなりです。
カードプールの中でお気に入りのセットがスカージだけという、暗黒の時代が
そうさせたのかも知れません。

戦績もご想像通り、3-2、2-2-1、1-3-2(途中ドロップ)と残念な
結果に終わりました。特に最後の大会は、日本選手権九州地区予選の8回戦だった
のですが、途中心が折れてドロップしたのは初めてのことでした。情熱かけた
デッキなら、負けが込んでいても最後まで楽しく遊べたのかも知れません。

もっと自分らしさをデッキで表現しなければ!そういう思いを込めて調整した
デッキが、以前の記事でも紹介した白青パーミです。
http://magicgao.diarynote.jp/201009180916464437/
カードプールは、第8版+オンスロートブロック+ミラディンブロック。

「白青パーミション」
土地 (27)
6 : 島/Island
6 : 平地/Plains
3 : 孤立した砂州/Lonely Sandbar(サイクリングランド)
3 : 隔離されたステップ/Secluded Steppe(サイクリングランド)
2 : 沿岸の塔/Coastal Tower
4 : 溢れかえる岸辺/Flooded Strand(フェッチランド)
3 : 邪神の寺院/Temple of the False God
カウンター (12)
4 : 卑下/Condescend
4 : マナ漏出/Mana Leak
4 : 巻き直し/Rewind
除去 (10)
4 : 翼の破片/Wing Shards
4 : 神の怒り/Wrath of God
2 : アクローマの復讐/Akroma’s Vengeance
ドロー+マナ加速 (8)
4 : 旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble
4 : 知識の渇望/Thirst for Knowledge
フィニッシャー (4)
4 : 正義の命令/Decree of Justice

この環境は何と言っても最速デッキ親和デッキと強力コントロールデッキトロン
がはびこる世界。それに勝てるようにパーミションデッキを組むのはなかなか
難しかったです。でも課題が困難なほど、調整にやりがいがありました。
デッキに対する情熱がまた燃え上がってくるのを感じましたね~。

戦績は、GPTで1-4-1と最初に強烈な洗礼を浴びたものの、YS福岡で
2-1-2、GP名古屋で4-3-2、YS福岡で2-3、3-0、2-1-1
でトータル14-12-6となんとか勝ち越しでした。このデッキの調整過程で、
パーミションデッキのテンプレートが固まりました。
これ以降は、環境が変わるたび、ひとまずパーミデッキを組んでみるということ
にしています。

オンスロートブロック最後のセットはスカージ。ドラゴンをテーマにし、
6マナ以上の強力なファティが揃ったこのセットは、冷えかけた私の
購買意欲に再び火を着けました。

お気に入りは曙光の精霊。4マナ3/3飛行という優秀スペックですが、
さらに無条件のダメージ軽減能力!こいつはすげえ。さらに正義の命令。
インスタントでトークンの大群を産み、さらに1ドローまで付いてくる。
これが弱いわけがないですね。そして永遠のドラゴン!
ホント、ゾクゾクするセットでした。

まずはオンスロートブロック構築で組んでみました。デッキは当然白単。

「白単アグロコントロール」
土地 (25)
18 : 平地/ Plains
4 : 隔離されたステップ/ Secluded Steppe
3 : 邪神の寺院/ Temple of the False God
クリーチャー (21)
4 : 銀騎士/ Silver Knight
4 : 真実の信仰者/True Believer
4 : 曙光の精霊/ Dawn Elemental
3 : 賛美されし天使/ Exalted Angel
4 : 永遠のドラゴン/ Eternal Dragon
2 : 怒りの天使アクローマ/ Akroma, Angel of Wrath
その他 (14)
4 : 翼の破片/Wing Shards
3 : 新たな信仰/ Renewed Faith
4 : 正義の命令/ Decree of Justice
3 : アクローマの復讐/ Akroma’s Vengeance

ま、これも割りとオーソドックスな構成ですね。
デッキに面白要素もありません。

大会参加は2回だけ。2003年8/16に大阪でのPTQ、そして8/22のGP横浜です。
PTQでは
R1. 赤黒ゴブリン   ○○
R2. 赤黒ゴブリン召集 ○○
R3. 白赤サイクリング ××
R4. 白赤サイクリング ××
R5. 赤黒ゴブリン  ×○○
R6. 赤青ランデス  ×○×
R7. 白赤ドラゴン  ○×△
と3-3。

GP横浜では
R1. 赤単ゴブリン    ○○
R2. 赤緑ステロ     ×○×
R3. 白青コントロール  ××
R4. 赤単ゴブリン    ××
R5. 赤青ドラゴン変化 ○×○
R6. 黒赤ヴィザラコン  ○○
R7. 白赤サイクリング ○×○
R8. 赤黒ゴブリン    ××
と4-4。
トータルで7-7の完全イーブンという結果に終わりました。

ブロック構築の参加は、この年で最後になりましたね。
カードプールの狭さは気にならないのですが、やはり長い間使い続ける
ことができないというのは、自分のスタイルに合わないと感じたからです。

気に入って調整を続けたデッキは、変な構成でも割りといい成績を残し、逆に
オーソドックスな構成でも、大して調整に時間をかけられなかったデッキは
それなりの成績。デッキは正直なんですね。
デッキに情熱を注ぐのはとても大事なことだと、私は実感しました。

またまた時間を戻して、2002年の冬はエクテンシーズン。PTQやGPTは
全てエクテンで行われます。しかもその時のGPは広島とお隣の県。これまで
GPに参加したことがなかったので、是非GPに挑戦してみたくなりました。

あいにくカードプールに変更があって、第6版以降の基本セット+テンペスト
以降のセットになりましたから、これまでの白単カウンターレベルが使えなく
なりました。そこで青を足して、割とノーマルなカウンターレベルを組んで、
PTQに挑みました。

「白青カウンターレベル」
土地 (25)
6 : 平地/Plains
9 : 島/Island
4 : 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
4 : アダーカー荒原/Adarkar Wastes
2 : 黄塵地帯/Dust Bowl
クリーチャー (14)
4 : レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant
1 : 果敢な隼/Defiant Falcon
1 : レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant
3 : 果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero
1 : 果敢な先兵/Defiant Vanguard
3 : 熱風の滑空者/Thermal Glider
1 : レイモス教の空の元帥/Ramosian Sky Marshal
その他 (21)
4 : マナ漏出/Mana Leak
4 : 対抗呪文/Counterspell
4 : 浄化の印章/Seal of Cleansing
3 : 神の怒り/Wrath of God
4 : 蓄積した知識/Accumulated Knowledge
2 : パララクスの波/Parallax Wave

割とオーソドックスなレシピだと思います。要は白青クロックパーミだから、
まあ、ビートにもコントロールにもコンボにも強いと思ってたんですが・・・

戦績は、東京で行われたPTQで
R1. 青黒赤ドラコバースト  ××
R2. 青黒赤サイカ     ×○△
R3. 青黒ハンデス     ×○○
R4. 黒緑青ディードオース ×○○
R5. 黒緑青ディードオース ×○△
R6. 青白緑ガージオース  ○×○
R7. 黒単スーサイド     ××
で3-2-2と平凡な結果に。

そして初めて乗り込んだ四国の丸亀で行われたPTQでは
R1. 赤単ゴブリン     ○○
R2. 青緑マッドネス    ××
R3. 黒白青ブレイズ    ××
R4. 緑白青ビートゲドン  ××
R5. 緑赤黒ビートディード ××
R6. 青茶ティンカー    ××
R7. Bye
と散々な結果に。特に対戦表でByeを初めて見たときは、ジャッジに
「Byeって何ですか?」と尋ねてしまいましたね。
説明を聞いて、もうがっくりして帰途に着きました。

あれだけエクテンで結果を残してきたカウンターレベルが、ここまで
惨敗とは、環境の移り変わりの恐ろしさを実感しましたね~。


そこでレベルは諦めて、別の形のクロックパーミをいろいろ試しましたところ、
序盤から飛行で殴りに行けるスカイが割といい感触でした。

「ドミネイティングスカイ」
土地 (24)
14 : 島/Island
1 : 沼/Swamp
3 : フェアリーの集会場/Faerie Conclave
4 : 汚染された三角州/Polluted Delta
3 : 不毛の大地/Wasteland
クリーチャー (19)
4 : トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling
4 : リシャーダの飛行船/Rishadan Airship
4 : 要塞の飛行船/Stronghold Zeppelin
4 : 取り憑かれたエイヴン/Possessed Aven
3 : 威圧するリシド/Dominating Licid
その他 (17)
4 : 蓄積した知識/Accumulated Knowledge
4 : 噴出/Gush
3 : 目くらまし/Daze
3 : 妨害/Thwart
3 : 水位の上昇/Rising Waters

面白要素は、以前の記事にも出てきた威圧するリシド。使い方を工夫すれば、こいつ
はなかなか面白いカードです。地味ながらトゲ尾の雛は相手の展開を遅らせる重要な
戦力。カジュアルでも重宝してます。

取り憑かれたエイヴンは、スレッショルドしなくても4マナ3/3飛行で十分な戦力。
さらにこのデッキは、フェッチランドや蓄積された知識などで比較的早くスレッショ
ルドできます。

戦績は、福岡でのPTQ・GPTでそれぞれ3-3・2-4、GP広島前日のGPTで
4-2-1とまずまずながら、本戦では2+1Bye-4-1と惨敗、翌日のPTQで
4-3、翌年のGP岡山でも3-4-1で、トータル18-20-3と
負け越しでした。デッキ自体はいい出来なんですが、つまりは腕が追いついてない
というわけですね。確かに結構使うのが難しいデッキでした。


アメリカの最後の大会が、98回目の大会でした。1年に約25回のペースで
大会をこなしてきたことになります。海バント8ミシュラン最後の試合が
丸12年の301回目ですから、ペースは落ちてないですね。
無理せず自分のペースで続けることが、長い間飽きもせず続けられるコツ
なのかも知れません。

帰国してから、まずLUPAでの大会に参加しました。まだ続いていたのが
有難かったですね~。結局LUPAでの大会は2003年頃まで続いて、その後
防府に場所を移して今年の春頃まで開かれていましたね~。
悪代官様、お疲れ様でした。
残念ながらその後の話はお聞きしておりません・・・

カードショップも増えたのが有難かったです。

まずはYS福岡。ここは毎週土曜に開催しているので、良くお世話に
なりました。毎週は参加できませんでしたが、今もお付き合いが続いて
いる福岡の常連さんと知り合えて嬉しいです。

ファイアボールは福岡店よりも北九州店のほうがお世話になっていますね。
会社帰りに寄る事も可能ですから。昔は大会やってたのですが、最近は
どうなっているのでしょうか。

YS福岡が今は非公式戦になってしまったのに対し、YS広島は今でも
公式戦なのがありがたいですね。広島の常連さんも、今やだいぶ顔なじみ
が増えました。

YSはこのウェブサイトで、開催される大会の情報を調べることができます。
http://www.yellowsubmarine.co.jp/taikai/taikai_top.htm
毎回は参加できない私にとっては、これも有難いことです。

帰国してすぐ使ったデッキはこちら。お気に入りの起源と藪跳ねのタッグ。
カードプールは、第7版+インベイジョンブロック+オデッセイブロック。

「起源に願い~A Wish upon the Genesis」
土地 (24)
12 : 森/Forest
5 : 平地/Plains
4 : 低木林地/Brushland
2 : サングラスの大草原/Sungrass Prairie
1 : ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery
クリーチャー (30)
4 : 極楽鳥/Birds of Paradise
4 : 不屈の部族/Tireless Tribe
4 : 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
4 : 野生の雑種犬/Wild Mongrel
4 : 藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper
4 : 尊大なワーム/Arrogant Wurm
3 : 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur
3 : 起源/Genesis
その他 (6)
4 : 生ける願い/Living Wish
2 : 神の怒り/Wrath of God

マッドネスクリーチャー2種にしたので、共鳴者も不屈の部族を加えて3種に
してます。あとは生ける願いでシルバーバレットを楽しみます。
サーチして来たクリーチャーを起源で使いまわせるのもメリットですね。

サイドに用意したのは、
ナントゥーコの追跡者/Nantuko Tracer・・・墓地対策
真紅の見習い僧/Crimson Acolyte・・・赤対策
軍旗の旗手/Standard Bearer・・・効く相手には滅法強い
キャパシェンの一角獣/Capashen Unicorn・・・解呪代わりに
栄光/Glory・・・膠着状態になったら
剛胆な勇士/Intrepid Hero・・・除去その1
根気強いハンター/Dogged Hunter・・・除去その2
などなどです。

戦績は3-3-1、1-2、3-1、3-1、2-1、2-3、4-4で
トータル18-15-1と勝ち越し。目立っていい成績は残していませんが、
前のデッキの燃え立つ願い同様、シルバーバレットは楽しかったですね。
普段使いにくいクリーチャーにも、活躍の場を与えることができます。


2002年秋に発売された大型セットはオンスロート。ただ、このセットと
次のセットレギオンは何故かパック購買意欲がかなり低下した時でした。
アメリカとの価格差もあったのでしょう、フェッチランドなどのレアを
シングルで買ったほかは、コモンパックを買ったきりでした。

デッキも再び赤を足しただけで、基本は起源と藪跳ねのタッグのままでした。
カードプールは第7版+オデッセイブロック+レギオンまで。
このデッキは2003年秋ごろまで使い続けました。

「ペインフルビースト」
土地 (26)
4 : 森/Forest
3 : 平地/Plains
3 : 山/Mountain
4 : 低木林地/Brushland
4 : 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 : 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
2 : モスファイアの谷/Mossfire Valley
2 : 争乱の崖地/Contested Cliffs
クリーチャー (29)
4 : 極楽鳥/Birds of Paradise
2 : ラノワールのエルフ/Llanowar Elf
4 : 野生の雑種犬/Wild Mongrel
4 : 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 : 藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper
3 : 貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth
3 : ナントゥーコ自警団/Nantuko Vigilante
3 : 賛美されし天使/Exalted Angel
2 : 起源/Genesis
その他 (5)
3 : 燃え立つ願い/Burning Wish
2 : 鋭い痛み/Flaring Pain

1tマナクリーチャーからの2t呼び声or藪跳ねは、今も変わらない緑デッキの
強みです。賛美天を2t裏向きで出して、3t変異させるというのも強力でした。

赤願いのシルバーバレットは例えばこんなのです。
神の怒り/Wrath of God・・・定番のクリーチャー対策
抵抗の誇示/Flash of Defiance・・・膠着状態になったら
簡略化/Simplify・・・エンチャント対策
強酸の連鎖/Chain of Acid・・・土地・エンチャント・アーティファクト対策

メインの鋭い痛みは、一瞬の平和や幻影クリーチャー、プロテクション対策です。
これは思ったよりずっと良い働きをしました。デッキ名もこれに由来します。

この頃のメタの中心は、これまでのサイカトグやマッドネスに加え、オンスロート
で出てきたゴブリンやエルフなどです。

戦績は、2-0-1、2-1、1-3、5-2、2-2で、トータル12-8-1と
なかなかの勝率。特に5-2は2003年8/23 GP横浜で併催のアマチュア選手権
での成績で、このような内容でした。
R1. 白緑ウェイク  ○○
R2. 赤単ゴブリン ○×○
R3. 赤緑ステロ   ○○
R4. 赤緑ステロ   ○○
R5. 黒青サイカ  ×○○
R6. 赤緑ステロ   ××
R7. 赤緑ステロ  ×○×
びっくりするくらいビートばかりでしたね。
最終成績は309人中22位でした。Top16抜けしたら山口に帰れなくなって
しまうので、IDせずそのままプレイしたのですが、惜しい結果でした~。


帰国の時期が迫ってきました。帰国は2002年の8月の下旬。
Origins遠征は、アメリカでの思い出作りとして決心したのです。
嫁さんも帰国前にシカゴの友達のところに行きたいということだったので、
ここは別行動を取ることになりました。

2002年7/4の夜に現地入り、7/5~7まで遊んでその夜に帰ってくるという
スケジュールでした。

日本でゲームコンベンションやゲームショー、おもちゃショーは行ったこと
がありました。しかし、Originsはそれらを超えるはるかに大きなイベント
だったのです。

それは、米国内で流通しているほとんど全ての非電源系ゲームの大会が開催
されている、と言っても過言でないくらいの大規模のイベントでした。

TCG(あっちではCCGと言います)だけでも、MTGだけでなくポケモン、
スターウォーズ、指輪物語といろいろあります。それらももちろん毎日大会が
開催されますし、メイジナイトとかマーベルヒーローズなどのミニチュアゲーム、
D&DなどのRPG、WWIIと言ったウォーシミュレーションゲーム、カタンの
開拓者などのボードゲーム、など全てが一堂に会して大会が開かれているのです!

会場は、1000人規模のグランプリ会場が5~6箇所分くらいと思って下さい。
とにかく、大陸的でビックリ連続のイベントでした。

既に述べましたように結果も上々でしたし、遠征の楽しさに目覚めた体験でした。

Originsが終わり、7月からはオデッセイブロック構築シーズンとなりました。
アメリカの最後の大会はこのフォーマットで参加することになります。

デッキはこちら
「赤緑ビート」
土地 (23)
12 : 森/Forest
8 : 山/Mountain
3 : モスファイアの谷/Mossfire Valley
クリーチャー (22)
3 : 森を護る者/Sylvan Safekeeper
4 : 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
4 : 野生の雑種犬/Wild Mongrel
4 : 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 : 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur
3 : 起源/Genesis
その他 (15)
4 : 触媒石/Catalyst Stone
4 : 無謀なる突進/Reckless Charge
3 : 燃え立つ願い/Burning Wish
4 : 癇しゃく/Fiery Temper

サイドボード
1 抵抗の誇示(白緑相手ではクリーチャーのにらみあいになるので)
1 リスのお喋り(黒コンの無垢の血、布告対策)
1 稲妻の波動(最後の一撃に)
2 懐古(墓地対策のソーサリー)
2 クローサ流再利用
3 地の裂け目(黒コンの貴重品室、緑のリスの巣対策)
3 鋭い痛み(緑青の一瞬の平和、幻影クリーチャー対策)
2 簡略化

この環境は、神の怒りがないので藪跳ねがあまり有効ではありませんでした。
代わりに森を護る者にしたら、これが非常に良く働きましたね~。

面白要素はあまりないのですが、触媒石4枚挿しはこの環境大正解でしたね。
この頃は緑中心のビートデッキがほとんどで、大抵獣群の呼び声やワームの咆哮
が入っているのですが、触媒石があれば展開速度が天と地ほども違ってきます。

願いはサイドボードから有効な対策カードを引っ張ってもいいし、単純に
呼び声や突進を使いまわしてもいいですね。今はルール改正でできなくなって
しまいましたが。

戦績はSuper Hero Cityで3-2、GPTで5-1、Dorianの大会で4-2
でした。GPTは嫁さんの都合でTop8を棄権したのは惜しいですが、トータル
12-5となかなかの成績を残せました。

Super Hero Cityの常連さん、Dorianの大会の常連さんにはお別れを述べ、
お世話になったDorianには日本から持ってきた絵葉書などをプレゼント
してお礼を伝えました。皆からも様々なプレゼントを頂き、お返しに
今まで使ってた日本語版のカードを配りました。

親しくしていただいた方とのお別れは寂しいものです。
名残惜しいですけど、マジックを続けていれば、どこかで会える日も来るかも
しれません。そうでなくても、遠い友人達と今現在もマジックで繋がっている
と考えてもいいですね・・・マジックってホント素晴らしいですね。

実はここまで書いてきた記事の中で出てきたお店は、ほとんど閉店しています。
FBは全部そうですね。LUPAも今はパチンコ屋になってます。門司のわんぱく
こぞうも閉店しました。Collectable Stadiumも移転後帰国前にわざわざ尋ねて
行ったら既に閉店、Magic Addictもいつの間にか閉店してました。
なんか寂しいですね。

Collectable Stadium が移転した後Dorianの大会も月イチ開催なんで、他に大会が
開催されているところはないだろうか、といろいろ探してたんですが、隣の州に
あるSuper Hero Cityというお店を見つけました。行ってみたら店主はどこかで
会った顔。向こうも「Hey! Osamu! Welcome!」と親しげに話しかけてきます。
思い出しました!この人もDorianの弟子です。

名前の通りここはアメコミ専門店なんですが、TCGも扱っていて店主がジャッジ
資格を取るためにDorianに弟子入りしてたようです。

アメコミ専門店にも説明が必要でしょう。アメリカの本屋にはアメコミはほとんど
売ってません。ごくまれに大きい書店で日本の漫画の英訳版が置いてある程度です。
アメコミはアメコミ専門店でしか買えないんですね~。日本のアニメ専門店みたい
な位置づけと思っていただければいいと思います。
D&DのルールブックとかMTGの解説集とかは、本屋に置いてあることもあるので
アメリカのゲーム文化のほうがコミック文化よりも一般認知度は上のようです。
面白いですね。それでいて、アメコミヒーローは続々と映画化されるんだから
不思議なものです。ゲームを映画化するのか難しいからでしょうか。

さてこのお店は、隣の州とは言えクルマで40分くらいのところにありました。
職場から直接行けば20分。毎週土曜日大会を開催している有難いお店でした。

常連さんの顔ぶれも全然違いましたので、ここでも新たな交流を広げられました。
ここへ初めて顔を出したのは、2001年11/10のエクテンシーズンから。
デッキはまだ光明を入れる前の「白単レベル」です。

2年間の滞在生活中後半戦はここが主戦場になったのですが、残念ながら今は
ここも閉店してしまったようです。世の中はまさに諸行無常ですね・・・

さて本日のデッキは、ジャッジメント導入後の話。2002年6月頃です。
ジャッジメントのお気に入りカードは2種。藪跳ねアヌーリッドと起源です。
まず藪跳ねは、その基本スペックの高さと除去耐性で二度ビックリできるカード。
そして起源は、これまで使ってきたネザースピリット、火葬のゾンビ、イチョリッド
のように墓地から復活できる能力を全ての墓地のクリーチャーカードに与える
化け物。これはもう緑白ビートダウンを組むしかありません。
藪跳ねで捨てたカードを後から回収することもできるので、この2人のタッグは
想像以上に強力です。しばらくはこの2人のタッグに頼ったデッキを使い続ける
ことにしました。

まず組んでみたのはこちら。アメリカでのスタン最後の相棒になりました。
カードプールは第7版+インベイジョンブロック+オデッセイブロックです。

「リースビート」
土地 (24)
4 : 森/Forest
4 : 平地/Plains
4 : 低木林地/Brushland
4 : カープルーザンの森/Karplusan Forest
2 : モスファイアの谷/Mossfire Valley
1 : サングラスの大草原/Sungrass Prairie
3 : リースの木立ち/Rith’s Grove
2 : ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis
クリーチャー (26)
4 : 極楽鳥/Birds of Paradise
4 : 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
4 : 野生の雑種犬/Wild Mongrel
3 : 藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper
4 : 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur
4 : 火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
3 : 起源/Genesis
その他 (11)
4 : 解放/Liberate
4 : 神の怒り/Wrath of God
3 : 天啓の光/Ray of Revelation

解放は一瞬の瞬きに似ていますが、場に戻るのが藪跳ね同様ターン終了ステップ
なので神の怒りから逃れることができます。後はケンタウロスのカウンターの
リセットやFTKをもう1回使うことができますね。

この頃のメタの中心は、サイカトグ、青緑のスレッショルドやクワイェットロアー、
トリコロールなどです。メインの天啓の光は何対策だったんでしょうか・・・
トリコのトレンチとかですかね。

戦績は2-1-1+2-0で優勝、Origins 3日目に参加したアマチュア選手権
で5-4、4日目は5-1で優勝、ニューヨークのNeutral Groundで3-2+
0-1で8位と、トータル17-9-1、賞品も計41パックと荒稼ぎして
大満足の結果です。このデッキのおかげで自己最高レーティング1787を記録
できました。アメリカで200点くらいドレインして来たことになります。
もちろん帰国後日本のプレイヤーにだいぶ還元いたしました・・・


思い出の相棒達~その9:エクテンに挑戦!
時間を少し戻して2001年冬、オデッセイが発売された直後の話です。
この時はエクステンディドのシーズン。ブロック構築と違ってエクテンの大会はGPTやPTQのシーズンが終わっても、たびたび開催されてます。
ここはじっくりエクテンデッキに取り組んでみることにしました。

この時のエクテンのカードプールは、第5版以降の基本セット+アイスエイジ以降のセット+リバイスドのデュアルランドという構成。
メタは正直わからないことだらけなので、とりあえず自分のしたいように
組んでみるのが第一歩でした。

デッキの原型は、まだやり残したことがあると思っているレベル。三色は
無理があったと感じていたので、白単に一旦戻し、それからタッチ青、
タッチ赤、タッチ黒を試しました。

中でもタッチ赤の「バーニングレベル」は、「神の鉄槌」みたいな動きだし、
手になじんでいる感じ。白赤のデュアルランドを集めて組んでみました。
普通のレベルエンジンに、神の怒りやハンマーや炎の稲妻など使いまわしが
効く火力を足したデッキです。

ところがこれが1-3の惨敗。レベルだから純粋なパーミデッキには強い
のですが、エクテンで純粋なパーミは少数派で、魔の魅惑やら対立やら
ドルイドの誓いなど凶悪なエンチャントが猛威をふるう環境なのでした。

中でも最凶なのは、Illusions of Grandeur。これを寄付するデッキ、通称
Trixがこの環境のメタの中心だったのです。もちろんこのエンチャントを
割れればいいのですが、そこは青デッキ、Force of Willなどの強力カウンター
がしっかり守りを固めているので、なかなかそうは行きません。

しかもこのコンボは、恐ろしく早く決まることがあります。
対策するためにはエンチャント破壊を山ほど入れる必要がありますし、
ハンマーを使いまわしているヒマなんてこの環境にはなかったのです。

そこで色々調整してできたのがこのデッキ。

「白単カウンターレベル」
土地 (23)
16 : 平地/Plains
2 : 近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower
2 : ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle
3 : 黄塵地帯/Dust Bowl
クリーチャー (19)
4 : レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant
3 : 果敢な隼/Defiant Falcon
1 : レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant
1 : 不動の守備兵/Steadfast Guard
3 : 果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero
1 : 果敢な先兵/Defiant Vanguard
3 : 熱風の滑空者/Thermal Glider
1 : レイモス教の空の元帥/Ramosian Sky Marshal
2 : マスティコア
その他 (18)
4 : 剣を鍬に/Swords to Plowshares
3 : 浄化の印章/Seal of Cleansing
3 : 光明/Illumination
2 : 沈黙のオーラ/Aura of Silence
1 : 物語の円/Story Circle
3 : パララクスの波/Parallax Wave
2 : 悟りの教示者/Enlightened Tutor

え、白単なのにカウンター?その秘密は光明です。
(白)(白) インスタント. アーティファクト呪文1つかエンチャント呪文1つ
を対象とし、それを打ち消す。それのコントローラーは、その点数で見た
マナ・コストに等しいライフを得る。

ビートダウンの要、怨恨もこれで封じることができます。
実際にこのカードに気づいたのはシーズン後半になってからなので、
当初のデッキ名はただの「白単レベル」でしたけどね。
とにかく、よく驚かれ、そしてそのテキストをよく聞かれたカードでした。

このリストは終盤の完成形のものです。ローマは一日にしてならず、
ここまでの形になるのも随分時間がかかりましたけど、それだけ思い入れも
深く、アメリカ時代の一番のお気に入りデッキです。アメリカにいる間
一番長く使ったデッキでもあります。

凶悪なエンチャントに対抗すべく、エンチャント破壊を山ほど入れたデッキ
ですが、あまり無駄に感じたことは少なかったですね。レベルは1体でも
場に残っていればいいのですから、レベルを次々にドローするほうが無駄
なわけです。

良くやった失敗は、教示者でトップにカードを置いたのに、リクルート
してシャフルしてしまうこと。こんなバカなことしてたらだめですね~。

戦績は2-1-1、3-2-1、1-1-2、4-4と初めは平凡なもの
でしたが、光明を入れてからは3-2+1-1で4位、1-1-2+2-0
で優勝、2-2+2-0で優勝といい成績を上げることができました。

特に決勝でドネイトを破って優勝したときは嬉しかったです。1-1-2で
Top8抜けしたときは信じられませんでしたけど、早々にドロップした人が
多かったようです。諦めたらそこで負けですよ、ってヤツですね。

その後、シーズンが終わっても2002年6/2のBlack Lotus Cupと2002年
7/5のOriginでのエクテンの大会に参加しました。

まずBlack Lotus Cupです。その名の通り、優勝者にBlack Lotusが貰える
大会は、Limeric Flea Market というモールで開催されました。行ってみると
凄い田舎で、もうちょっと行くとアーミッシュの村にたどり着きそうな感じ。

そこもモールというより、道の駅の農産物直売所みたいなところ。一応
カードショップやおもちゃ屋や骨董品販売店みたいのもありましたし、裏庭
にはラジコンカーのレース用サーキットまであって、不思議な空間でしたね。

会場は建物の二階のホール(というより明るい倉庫)。広々とした部屋の
隅にガラクタ(イベント用の置物とか飾り)が転がっていて、入り口付近
にだけテーブルとイスが並べてありました。こんなところでマジックするの?

でも人が集まってくれば「Would you play?」の一声だけですぐにフリー
プレイが始まります。さすがマジックプレイヤー。マジックするのに場所は
選ばないんでしたね・・・

さてこんな田舎でシーズンオフにも関わらず31人のエクテンプレイヤーが
集まりました。形式は5回戦+Top8の決勝戦。

結果は
R1. 緑単エルフ  ○○
R2. 黒青ハンデス ○○
R3. 白緑ビート  ○○
R4. ターボランドオース ××
R5. 青黒パーミ  ○○
Top8 変異種入りドネイト ○○
Top4 ターボランドオース ○○
決勝 白緑崇拝入りビート ×○○

4-1+3-0で見事優勝!Black Lotusをゲットしました!白枠だから
リバイスド版かな?
【訂正】リバイスドにはBlack Lotusは無いですね。アンリミテッド版です。
随分使い込んだようでボロボロの状態ですけど、いい記念になりました。

このデッキは、ビートにもコントロールにもコンボにも強いデッキと言って
いいと自負してます。

さてエクテン最後の大会は、Originsにて行われた大会です。
Originsについて、もっと詳しく知りたい方はこちら。まだ続いてたんですね~。
http://www.originsgamefair.com/
このコンベンションについてはいずれ改めて記事にしましょう。

http://magicgao.diarynote.jp/201006240005233176/
の記事にも書きましたように、この4日間にわたるゲームコンベンション
の中で、その2日目に参加した大会がエクテンの大会。もうその頃は帰国が
1ヶ月先に控えてたので、「白単カウンターレベル」の最後の出番になる
だろうと覚悟して大会に臨みました。

参加者36人。7回戦のスイス式で行われました。
結果は
R1. 白緑エンチャントレス ○○
R2. 黒白スーサイド    ○○
R3. ターボランドオース  ○△
R4. モンガーディード   ○△
R5. 5CGゲドンオーブ  ○×△
R6. 青単パーミ      ○○
R7. 変異種入りドネイト  ×○×

最後の最後でメタのドネイトに負けたのは悔しかったですね~。
でもいい勝負だったし、5-1-1の2位で24パックはいい勲章です。

トータルの戦績は33-16-7、光明を入れた前後で比較すると
10-8-4と23-8-3です。広がりゆく海を入れる前の自分の
バントデッキと同じで、1種のカードでこんなに勝率が変わるものか
と驚かされました。デッキ調整って難しくて面白いですね・・・

今の世の中話題はSoM一色ですが、自分はまだまだこのシリーズを続けますよ~。

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オデッセイブロックは、それぞれのセットの中でお気に入りのカードがあり、
それぞれ作ったデッキも楽しかったので、思い入れのあるブロックです。

当然、それぞれのセットごとにデッキを作り直して大会に参加しました。
まずはオデッセイ導入後のデッキです。

オデッセイでのお気に入りは、埋め合わせ。墓地の中の任意のソーサリーに
フラッシュバックを与えるこのカード。そしてこのカード自体にもフラッシュ
バックがあります。何というカードアドバンテージの塊なんでしょう。

難点は、本来のコストに加えこのカードのプレイコストがかかるという点です。
しかしその解答も同じセットの中にあります。触媒石です。

触媒石を使えばフラッシュバックコストが2マナ分減ります。つまりは埋め合わせ
のコストと同額。埋め合わせをフラッシュバックするときも、2マナでOK。
例えばコスト2白白の神の怒りを、埋め合わせでフラッシュバックしても、
フラッシュバックした埋め合わせでも1赤白白で打てるわけです。

埋め合わせをキーにして、ソーサリーをたっぷり入れたボードコントロールデッキ
がこれ。カードプールは第7版と+インベイジョンブロック+オデッセイです。

「埋め合わせ!」
土地 (26)
6 : 平地/Plains
4 : 沼/Swamp
4 : 山/Mountain
4 : アーボーグの火山/Urborg Volcano
4 : コイロスの洞窟/Caves of Koilos
2 : リースの木立ち/Rith’s Grove
2 : ドロマーの洞窟/Dromar’s Cavern
クリーチャー (5)
3 : 火葬のゾンビ/Pyre Zombie
2 : 荒廃の天使/Desolation Angel
ソーサリー (27)
4 : 強迫/Duress
4 : 無垢の血/Innocent Blood
4 : ジェラードの評決/Gerrard’s Verdict
4 : 名誉回復/Vindicate
4 : 神の怒り/Wrath of God
4 : 埋め合わせ/Recoup
1 : 魔性の教示者/Diabolic Tutor
2 : 死のわしづかみ/Death Grasp
その他 (3)
3 : 触媒石/Catalyst Stone

序盤は強迫や無垢の血、ジェラードの評決でスタート、中盤神の怒りで場を
リセットしたら、その後の状況に応じて墓地に貯まったソーサリーを使い回すと
いう動きです。フィニッシャーは荒廃の天使か火葬のゾンビ。特に火葬のゾンビは
中盤から活躍することもできて、いいクリーチャーですね。

戦績は3-1+1-1で3位、2-2、3-2-1、1-2-1でトータル
10-8-2と勝ち越しです。よくある負けパターンは、長引いた末天使引く
前に、ウルザの激怒をキッカーで打たれるということです。名誉回復で土地を
削って行くのも必要なことだったのかも知れません。。


続いてはトーメント入りのデッキ。トーメントでのお気に入りはイチョリッド。
ネザースピリットや火葬のゾンビのように、墓地から復活するクリーチャーは
ボードコントロール型のデッキに良く合います。でもイチョリッドが復活する
ためには他のクリーチャーがたくさん必要なので、ボードコントロールには
向きません。むしろクリーチャーが山ほど入ったホード型ビートに合うはずです。

ちなみに向こうの人は「アイコリッド」みたいな読み方をしてました。

できたデッキはこんな感じ。
カードプールは第7版+インベイジョンブロック+トーメントまで

「スチューピッドモンスター」
土地 (25)
13 : 沼/Swamp
2 : 森/Forest
4 : 汚れた森/Tainted Wood
4 : ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
2 : デアリガズのカルデラ/Darigaaz’s Caldera
クリーチャー (36)
4 : ブラッド・ペット/Blood Pet
4 : 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
4 : 野生の雑種犬/Wild Mongrel
4 : ラノワールの死者/Llanowar Dead
4 : ナントゥーコの影/Nantuko Shade
2 : 精神を刻むもの/Mindslicer
3 : よろめく大群/Shambling Swarm
3 : 死を食うもの/Mortivore
3 : イチョリッド/Ichorid
4 : 魂売り/Spiritmonger

クリーチャーをできるだけたくさん入れるために、土地以外全部クリーチャーに
してしまいました。stupidですね~。魂売りもこのデッキにピッタリです。

もちろん全部黒のクリーチャーにしたいのですが、雑種犬+ルートワラのタッグ
が異常に強いので、これだけは譲るとしましょう。

死を食うものとイチョリッドの相性は良くはないのですが、こんだけ黒クリーチャー
が入ればそれほど心配する必要はありません。

サイドにはクリーチャー以外の呪文も入れてますが、割愛。
ま、破滅的な行為とかチェイナーの布告とかですね。

このデッキも結構お気に入り。こんなこと他の誰もしないんじゃないかな~と
いう点で、ローグデッキを愛するものとしては、自慢のデッキです。

戦績は3-1-1ID+0-1で4位、4-0でTop4抜け+0-1で3位、それから
2-3、2-3と負け越しが続き、そのあとGPTで4-1-1ID+0-1で6位、
3-2+2-1で2位、2-3、3-3となりました。トータルでは25-20の
勝ち越し。稼いだパックも計11パックになりました。
決勝抜けは多かったのですが、その後勝ち進めなかったところが残念です。

このデッキの成功で、ビートダウン系も好きになってきたのも確かです。

以前紹介したElliot Fertikが、2回目の大会の時のレポートを書いてくれてたので
抜粋します。彼のデッキも同じ色の組み合わせで

15 Swamp
4 Tainted Woods
4 Llanowar Waste
4 Ravenous Rats
4 Mesmeric Fiend
4 Nantuko Shade
4 Phyrexian Rager
4 Shambling Swarm
3 Ichorid
3 Spiritmonger
3 Pernicious Deed
4 Chainer’s Edict
4 Duress
Sideboard:
4 Braids, Cabal Minion
4 Compost
3 Slay
1 Pernicious Deed
3 Haunting Echoes

彼のデッキのDuressが、私のデッキにはまるで役立たずなのは痛快ですね。
レポートでも彼のイライラぶりが伝わってくるようです。

Round 4: Osamu
Osamu has an unfortunate first name, but he is well known in this area
for designing quirky rogue decks that do much better then you would
think. I still remember a red/black/white deck that only used sorceries
and abused Recoup (Pyre Zombies were the only creatures).
That knocked me out of one tournament; Osamu beat me in another
IBC tournament by Zombies.
This time, Osamu is playing a very weird black/green deck that has
all sorts of creatures - Llanowar Dead, Wild Mongrel, Mortivore, Ichorid,
and Spiritmonger.
As it turns out, he only has creatures and lands in the main deck!

Round 1: I Duress first turn, and find none but creatures - Osamu didn’t
have any! He does, however, have Ichorid, and after we trade creatures,
there really isn’t anything I can do. I need a Monger to stop it - and I don’t
draw it. Another Ichorid joins the fun, and I lose.

I sideboard in four Compost, another Deed, and two Haunting Echoes
(to get rid of the Ichorids).

In the second game, I get out a second-turn Compost. Although he
eventually Deeds it away (he had sideboarded in Deed and Chainer’s
Edict), the card advantage let me find my Ichorid, and he has no way
of dealing with the constant damage.

The third game is frustrating. He gets out a few quick creatures, which
I manage to kill, but I have not managed to get any source of green
mana, and I have two Deeds and a Compost in my hand. He then gets
out a Spiritmonger, along with some smaller creatures. I have an Edict
in my hand, but I need to be able to Deed away his smaller creatures
and then get rid of the Monger with the Edict. I don’t draw the green
mana and I die to the Monger.

So, I end up with a record of 3-1. That’s still good enough to make top 4
- and my opponent is none other than Osamu again!

In the first game of our rematch, I draw two Duresses, which are
completely useless in this matchup. He gets lots of quick creatures,
and I lose quickly. Argh!!

In the second game, Compost again wins it for me, as I get a second-turn
Compost and he can’t deal with the card advantage. A Spiritmonger finishes
him off.

In the third game, I get two Ichorids, along with plenty of Deeds to keep
his side of the table clear. I win fairly easily.

This matchup is a close one, but after sideboarding I have the advantage
with Compost.

最後の一文にもあるように、サイド後のコンポストに負けましたね~。

冒頭では最高の誉め言葉をいただいてます。有難いことです。quirkyは
「奇抜な」とか「突飛な」などの意味です。それに以前対戦した「埋め合わせ!」
とIBCの「ゾンビーズ」も覚えていてくれてたんですよ。自分のデッキが、
対戦した方の記憶に残っていることも嬉しいことです。

あと最初の一文は、アメリカでのあのテロの後だったんで、オサムとオサマが
良く似ているというジョークです。

2001年6月アポカリプスが発売されました。対抗色がテーマなこのセット、
対抗色マルチカラーのカードは強力なカードが多く、貪るようにパックを
買いました。対抗色ペインランドが5種類全部、パック買いで揃っちゃった
くらいです。この時、ボックスで買っても日本円で7000円くらいだったんです!

今でも一番思い入れのあるセットですね~。
大会用だけでなく、カジュアルデッキでもいろんな色の組み合わせを試してみました。

中でもお気に入りは、黒緑の魂売り。何かの間違いかと思うくらいのハイスペック
でしたね。これを使ったデッキはもう少し後の記事になります。

その次にお気に入りが赤青の二枚、予言の稲妻と火+氷。バーンとカウンターの
組み合わせが好きな自分にピッタリでした。

で、新しい形の攻撃的パーミションを組もうといろいろ試していたら、ファイアズ
とレベル、ドロマーゴーをターゲットにしたこんなデッキに仕上がりました。
カードプールは第7版+マスクスブロック+インベイジョンブロックです。

「ブラッドバーン」
土地 (24)
13 : 山/Mountain
4 : シヴの浅瀬/Shivan Reef
1 : ラースの果て/Rath’s Edge
3 : リシャーダの港/Rishadan Port
3 : 黄塵地帯/Dust Bowl
土地破壊 (8)
4 : 石の雨/Stone Rain
4 : 略奪/Pillage
バーン (28)
4 : ショック/Shock
4 : 炎の印章/Seal of Fire
4 : 火+氷/Fire+Ice
4 : 火山の鎚/Volcanic Hammer
4 : リスティックの稲妻/Rhystic Lightning
4 : 魔道士の競演/Mages’ Contest
4 : 血の誓い/Blood Oath

カウンターが「魔道士の競演」になった、まさに攻撃的パーミションの名に
ふさわしいデッキです。
この環境のみに特化したこのデッキは自分の中では自信作で、アメリカで使った
デッキの中でも2番目のお気に入り。呪文も4枚ずつでとても美しいレシピ
じゃないでしょうか。

ファイアズは1t目のマナクリーチャーさえ潰してしまえば、遅いビートダウンです。
3t以降に土地破壊やリシャーダの港でマナを絞れば、手札がどんどん貯まるだけ。
レベルも同じく1マナ2マナレベルを潰せればOKです。
後はスキを見て、血の誓いを打ち込めばほぼゲーム終了、というわけです。

パーミション系のデッキには、嘘か真かを解決後に、血の誓いを打ちます。
もちろん宣言はインスタント。だいたい12点くらいのダメージになります。

実際の戦績は、
ファイアズやレベルその他のビートに 7-3
パーミ系に 3-1
マシンヘッドや対立など他のコントロールに 3-0
フルバーンに 0-1
でした。フルバーンは土地破壊の分だけ火力が減るからしょうがないですね。

大会ごとの成績は、3-2で9位、5-2で3位、5-1で2位と十分満足
できるものでした。初めてレーティングが1700台に乗ったのも、このデッキ
のおかげでしたね。


2001年の夏は、インベイジョンブロック構築シーズンでもありました。
ブロック構築は開催される大会が少ないので、長い間大会に参加しながら少しずつ
調整していくことがあまりできず、少々物足りない気はしますが、GPTやPTQ
というプレミアイベントはまだ参加したことがなかったので、挑戦してみること
にしました。

初めてのGPT、初めてのPTQはこのデッキでした。
2001年7/29と8/18のことです。

「ゾンビーズ」
土地 (25)
7 : 沼/Swamp
4 : 山/Mountain
4 : アーボーグの火山/Urborg Volcano
2 : シヴのオアシス/Shivan Oasis
4 : ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
2 : デアリガズのカルデラ/Darigaaz’s Caldera
2 : ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis
クリーチャー (24)
4 : 夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar
3 : シヴのゾンビ/Shivan Zombie
4 : アンデッドの王/Lord of the Undead
1 : 溶岩のゾンビ/Lava Zombie
2 : 火葬のゾンビ/Pyre Zombie
2 : ファイレクシアの発掘者/Phyrexian Delver
4 : 雷景学院の戦闘魔道士/Thunderscape Battlemage
3 : 火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
1 : 魂売り/Spiritmonger
その他 (12)
4 : 終止/Terminate
3 : ウルザの激怒/Urza’s Rage
3 : 虚空/Void
2 : サーボの命令/Tsabo’s Decree

アンデッドの王でゾンビを使いまわしつつ、ボードコントロールを狙います。
ゾンビばっかりにしないのは、相手のサーボの命令を警戒してのこと。
魂売りは、この環境最強のクリーチャーですし。

戦績はGPTでは4-2でTop8抜け、その後1-1ということで3位は良かった
のですが、PTQでは3-5と残念な結果で、トータル8-8とイーブン。
デッキの内容も割と平凡な感じで、特に気に入った点がないのでそのままお蔵入り
してしまったデッキです。

この環境は多色がメインで、特殊地形が多用されるということに目をつけて
調整したデッキがこちら。

「リースランデス」
土地 (26)
5 : 森/Forest
3 : 山/Mountain
3 : 平地/Plains
2 : エルフェイムの宮殿/Elfhame Palace
4 : シヴのオアシス/Shivan Oasis
4 : 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
3 : リースの木立ち/Rith’s Grove
2 : ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis
土地破壊 (18)
4 : ドワーフの地すべり/Dwarven Landslide
4 : 激情の耕作/Frenzied Tilling
4 : ベナリアの使者/Benalish Emissary
4 : リースの魔除け/Rith’s Charm
2 : シヴの収穫/Shivan Harvest
その他 (17)
4 : ユートピアの木/Utopia Tree
4 : 荊景学院の使い魔/Thornscape Familiar
4 : 火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
3 : 秩序+混沌/Order+Chaos
2 : ゴブリンの塹壕/Goblin Trenches

これも結構な自信作です。自分のランデスデッキの中では、最も成功したデッキ
と思ってます。とりあえず3tにチャームで土地破壊できるところも偉いし、
後半はトークン出してシヴの収穫のコストに当てられます。

1枚で2度おいしい、つまりアドバンテージが稼げるカードが、激情の耕作、
ベナリアの使者、チャーム、カヴー、トレンチなど盛りだくさん。
もちろんフィニッシャーはトレンチからのトークンです。

結果は8/26のGPTで3-1-1の惜しくもTop8ならずの10位。
9/2のPTQでは4-4でした。4-2の後でツキに見放されたのか、引きが
悪く二連敗してしまったのが痛かったです。

この時の対戦相手Brook L. Northさんが書いたレポを、Neutral Ground on line
というサイトで後になって発見しましたので、抜粋します。結構有名なプレイヤー
の方のようですね。

この方のデッキは以下の通り。
7 Islands
6 Swamps
4 Salt Marsh
4 Urborg Volcano
4 Shivan Reef
4 Vodalian Zombie
4 Plague Spitter
4 Urborg Drake
4 Emblazoned Golem
4 Fire/Ice
4 Undermine
4 Prophetic Bolt
3 Urza’s Rage
3 Recoil
1 Yawgmoth’s Agenda

Round 7 Osamu G/R/W Land destruction!

Game one, I’m unsure of what he’s playing, but my fires and
vodalians seem good against his familiars and other green cards.
I figure it out when he tillings a land, then a Benalish Emissary
comes down to hold me off. I believe he dropped a goblin trenches
in this game, but when I recoiled it on his next end-of-turn he
only made two goblin-soldiers. Good for me, but bad for him.
Luckily I am able to burn him out with undermines.

Game two on turn three, he manasources a forest, then drops rith’s
grove, and shivan harvest (!!) Next turn he casts rith’s charm
for three guys and I nearly shit myself. My lands look to be in
some danger. Luckily my turn three and four urborg drakes have
him under enough pressure that he can’t just sit back and chump
while blowing up my land. He has to drop a flametounge, then a
benalish emmisary, so I get to have my mana out long enough to
bolt him dead.

If he had drawn a bit more red, or I had had a slower start, he
would have been able to clean out my land in two turns. Definitely
the most original deck I faced all day, played by a very nice
opponent

最後の一文のように誉められると嬉しいものですね。
いつか、自分もこんな大会レポ書きたいと思ってましたが、このブログを初めて
ようやく実現できました。

Dorianさん主催の大会に何度も参加して、いろんな方々と知り合うことができました。

まずはJames J. Panella、愛称Jimは出会ったときは中学生くらいの目がくり
くりしたハンサムな少年だったのですが、2年経ってアメリカ離れるときには、
パンクにハマったようで、ピアスやチェーンをじゃらじゃらさせて、とんがり頭に
なってしまい、すっかり豹変していました。
でも大会で見かける度に「Do you wan’na play?」といつもフリープレイに
付き合ってくれるフレンドリーな友人でした。

Jimの友達のもう一人のJimはJim m. Pepe。日本が大好きで、日本語カード
をトレードすると凄く喜んでいました。私のローグデッキもお気に入りらしく
「Osamu,How’s your deck today?」といつも私のデッキを見に来ていました。

Brent S. Eylerはジュニアながら強豪プレイヤー。JSSチャンピォンシップの
大会でターボバランスで優勝したときは、脇で観戦してましたが、いいプレイ
の連続で感心したことを覚えてます。

大人ではまずJohn B. Carter。有名なジャッジとは露知らず、日本に帰ってから
公式サイトで顔写真見て、びっくりしました。強い方で、何度か対戦しましたが
1回も勝てなかったです。

Jon K. Kausはジョージ・ルーカスにそっくりな人です。トリコロールカラーの
コントロール系が大好きな方で、いろいろとアドバイスをいただきました。
この方との戦績は1-2-2と1回しか勝ててないです。

Elliot C. Fertikはスパイダーマン2に出てくるDr.オクトパスにそっくり。
あちこち遠征してはstarcitygames.comに記事を投稿されていた方です。
この方とは3-3でイーブンでした。


そうやって知り合った方の中に、Dorianさんの弟子ジャッジの方がいます。
残念ながら名前は忘れてしまったのですが、その方が競技指向のカードショップを
開くということになりました。今でいう晴れる屋みたいなものでしょうか。

お店の名は「Magic Addict」Addictとは中毒患者とか熱狂的ファンという意味です。
たしかにマジック中毒の人たちがいっぱい集まりそうなところでした。

オープン記念大会は2001年4/14。大勢の人が集まりました。
自分のデッキはこちら。
カードプールは第6版+マスクスブロック+プレーンシフトまで。

「ネザーラス」
土地 (23)
12 : 平地/Plains
9 : 沼/Swamp
2 : ドロマーの洞窟/Dromar’s Cavern
クリーチャー (7)
4 : キマイラ像/Chimeric Idol
3 : 冥界のスピリット/Nether Spirit
除去(15)
4 : 今わの際/Last Breath
4 : 神の怒り/Wrath of God
2 : 総くずれ/Rout
2 : パララクスの波/Parallax Wave
3 : 破滅の印章/Seal of Doom
その他 (16)
2 : 悟りの教示者/Enlightened Tutor
1 : 吸血の教示者/Vampiric Tutor
3 : 浄化の印章/Seal of Cleansing
1 : オーラの破れ目/Aura Fracture
3 : ハルマゲドン/Armageddon
2 : 否定のワンド/Wand of Denial
3 : 乳白色のダイアモンド/Marble Diamond
1 : レイモスの頭蓋骨/Skull of Ramos

当時のメタの中心はやっぱりファイアズとレベル。それに対抗するためのボード
コントロール系デッキです。この頃からときどきボードコントロール系に手を
出すようになりました。

今見ると、ドロー系が欲しいですね。チューターは結局アドを失ってますからね。

このときは5回戦+Top4の形式。結果は3-2+1-1で2位でした。
でもこの後の大会で3-3、1-2-1とトータル8-8-2とトータルでは
イーブンに終わりました。

白青や黒青やドロマーカラー(今でいうエスパーカラー)のパーミションデッキが
増えてきて、それらにはあんまり勝てなかったです。

続いてのデッキはこちら。2001年の5月から6月にかけて使ってたデッキです。
カードプールは第7版が入って+マスクスブロック+プレーンシフトまで。

「白黒青レベル式コントロール」
土地 (25)
9 : 平地/Plains
5 : 沼/Swamp
4 : アダーカー荒原/Adarkar Wastes
2 : 塩の湿地/Salt Marsh
2 : ドロマーの洞窟/Dromar’s Cavern
2 : リシャーダの港/Rishadan Port
1 : 黄塵地帯/Dust Bowl
クリーチャー (18)
4 : レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant
3 : 果敢な隼/Defiant Falcon
1 : レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant
2 : 果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero
1 : 反逆者の密告人/Rebel Informer
2 : 果敢な先兵/Defiant Vanguard
1 : 熱風の滑空者/Thermal Glider
1 : レイモス教の空の元帥/Ramosian Sky Marshal
3 : 翻弄する魔道士/Meddling Mage
その他 (18)
4 : 強迫/Duress
4 : 浄化の印章/Seal of Cleansing
4 : 悪意+敵意/Spite+Malice
2 : 神の怒り/Wrath of God
2 : 総くずれ/Rout
2 : パララクスの波/Parallax Wave

ファイアズやレベルにはボードコントロールを目指し、パーミションにはレベルで
対抗するという目論見で組んだデッキです。

回れば強いのですが、三色はムリがあったような印象です。
戦績は2-3-1、3-2-1、2-2とトータルで7-7-2ですから平凡な
ものでした。

でもレベルエンジンの動きはなんとなく性に合っていて、このあとエクテンのデッキ
として蘇るのです。ま、それは2001年冬のエクテンシーズンに入ってからの話。

次回は、その前にアポカリス導入後のデッキ、それからインベイジョンブロック
構築でのデッキを御紹介します。
アメリカ行ったらマジックの大会で遊びまくるぞ~と、ダンボール箱1個分のカード
を持って行ったのですが、職場に慣れ生活に余裕が出てくるまではなかなかその
機会は訪れませんでした。

アメリカ渡ったのは2000年の8月ですが、実際に大会に出たのは11月。
通りがかりに見つけたカードショップでFNMをやっていると知り、何とか早めに
仕事を切り上げて参加したのです。

そのお店の名は「Collectable Stadium」
何かそれっぽい名前ですよね。この半年後くらいに隣の州に引っ越してしまった
のですが、最初にお世話になったお店というのは忘れられないものです。

お店に入ると、店主はヒゲのはえたブルース・ウィリスという感じで、見かけも
ゴツくて結構怖い印象。でも結構人懐っこい笑顔ですぐ馴染みました。
奥さんらしき人は、眼鏡美人(でもアメリカ式メタボ体型)でとても親切。
リスデッキをこよなく愛してました。

客はほとんど小学生くらいの子供達ばかり。このお店の客層がそうなんでしょう。
(ゲームが終わる頃に続々と親御さん達が向かえにきます)

言葉がたどたどしい大人の外人にひるむことなく、フリープレイしてくれました。


このときはエクテンシーズンだったので、日本で使ってたデッキがそのまま
使えました。まあ、この店でメタとか真剣に考えてもヤボでしょう。

結局この店では11月に1回、12月2回、エクテンのFNMで遊べました。
デッキと結果は次のとおり。

攻撃的パーミション
2-1-1で14人中2位。

カソーディアンスパーク
2-2

神の鉄槌
3-2

でも相手は子供ばかりと言っても、なかなかあなどれないものです。
ストンピィやバーンと言った基本的なデッキから、緑青カウンターオース、黒青
ネクロドネイト、青単ステイシス、カウンタースリヴァーなどの上級デッキまで
いろんなデッキがいました。
さすがマジックの本場アメリカですね。


もう少し大きな規模の大会は、このサイトで見つけました。
http://www.magicadvisor.com/date.htm

今は大会形式がだいぶ変わってしまいましたが、当時はクルマで20分くらいの
モールで月に1回、スタンはもちろん、エクテンやリミテッドなど様々な
フォーマットの大会を同時に開催していました。
だいたい4~50人くらいは集まっていたでしょう。

この大会の主催者はDorian Anders。レベル3ジャッジの方です。
すごい優しくて丁寧な物言いのおばさんで、とても良くしてくれました。
自分の名前は「オサム」なんだけど、いつも「オサミ~」と呼んでくれてたっけ。

アメリカで初めて参加したスタンダードの大会は、2001年1/14。
31人の参加で、4回戦+Top8による決勝戦の形式で行われました。
自分が体験した大会は、多くの場合Top8もしくはTop4の決勝戦付でしたね。
たくさん遊べるのはいいことです。

デッキはこちら
カードプールは第6版+マスクスブロック+インベイジョンです。

「傭兵と化身」
土地 (20)
20 : 沼/Swamp
クリーチャー (23)
4 : 塁壁を這うもの/Rampart Crawler
4 : カテラン組合の説得者/Cateran Persuader
2 : カテラン組合の粗暴者/Cateran Brute
2 : ラースの威嚇者/Rathi Intimidator
1 : 反逆者の密告人/Rebel Informer
4 : ラースの暗殺者/Rathi Assassin
3 : デルレイッチ/Delraich
3 : 悲哀の化身/Avatar of Woe
その他 (17)
4 : 暗黒の儀式/Dark Ritual
2 : カテラン組合の召喚/Cateran Summons
2 : 逢魔が辻/Haunted Crossroads
2 : サーボの命令/Tsabo’s Decree
3 : 殺し/Snuff Out
3 : 体力奪取/Steal Strength
1 : 吸血の教示者/Vampiric Tutor

レベルが流行してきたので、じゃあ傭兵をやろうと組んだデッキです。
スパイスはデルレイッチと悲哀の化身。
傭兵エンジンが回ると、どちらも召喚条件が容易にクリアできます。
皆さん、結構驚いてくれました。

この頃のメタデッキは、有名なファイアズとレベル。
そのどちらにもいい勝負ができるようになってます。

このときの結果は
R1. ファイアズ ○○
R2. 黒コン   ××
R3. 赤緑ランデス○○
R4. 4色ビート ○○
Top8 レベル   ○○
Top4 ファイアズ ××
で4位と上々の結果、4パックゲットできました。

ただこの後は、1-2-1、1-3、1-3-1と散々な結果で、最初のヤツは
マグレと言われてもしょうがないです。

トータル7-10-2ですから負け越しですね。
安定して勝てるように調整するのはホント難しいです。

次回はプレーンシフト導入後のデッキを紹介します。
続いてのデッキは、2000年夏ごろの話。

かつて九州最強王決定戦というイベントがありました。
九州内のあちこちの場所で予選を勝ち抜いた猛者たちを集めて、九州最強王を
決めようという企画です。

当時は日本選手権の地区予選というのが定着してなくて、おそらくは有志の方々が
ショップの協力を得て開催したたものだと想像されます。
(詳しい経過を御存知の方は是非コメント欄にお願いします)

自分は門司のわんぱくこぞうで開催された予選に参加。
デッキはこちら。
カードプールは第6版+ウルザズブロック+マスクスブロック

「カウンターマーフォーク」
土地 (22)
18 : 島/Island
3 : フェアリーの集会場/Faerie Conclave
2 : 反射池/Reflecting Pool
3 : 黄塵地帯/Dust Bowl
クリーチャー (25)
4 : 砂州のマーフォーク/Sandbar Merfolk
3 : 珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk
4 : ルートウォーターの泥棒/Rootwater Thief
4 : アトランティスの王/Lord of Atlantis
2 : 海のハンター/Seahunter
3 : 超越者/Overtaker
1 : 練達の魔術師バリン/Barrin, Master Wizard
4 : トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling
その他 (13)
4 : 無効/Annul
3 : 対抗呪文/Counterspell
3 : 誤った指図/Misdirection
3 : 髑髏カタパルト/Skull Catapult

お気に入りのクロックパーミが初登場です。
オリジナル要素は、トゲ尾の雛と、超越者と髑髏カタパルトのコンボです。

前者は相手の展開を遅くしながらのクロックですし、後者はゲームが長引いて
出てきたデカ物も処理できます。もちろんトドメにも使えますね。

予選では、3-1-1の2位。ただ1位の方が辞退されたので、本戦参加権を頂く
ことができました。初めての招待者制大会への参加です。

このデッキの戦績は、その後2-2、3-1でトータル8-4-1。
参加大会数は少ないものの、この勝率は十分満足です。

本戦は2000年7/30に福岡の南市民センターで開催。
実は、8月から仕事の都合でアメリカに転勤が決まっておりまして、日本での
最後の大会になります。

デッキはこちら、それまで2-2、3-1、3-2、2-4という戦績を残して
いたデッキです。
カードプールは上と同じ、第6版+ウルザズブロック+マスクスブロック。

「ホラーゲドン」
土地 (22)
12 : 沼/Swamp
5 : 平地/Plains
4 : 真鍮の都/City of Brass
1 : 産卵池/Spawning Pool
クリーチャー (20)
4 : 貪欲なるネズミ/Ravenous Rats
4 : 走り回るスカージ/Skittering Skirge
3 : 走り回る怪物/Skittering Horror
3 : 隠された恐怖/Hidden Horror
3 : 骨砕き/Bone Shredder
3 : 現実主義の修道士/Monk Realist
その他 (19)
4 : 暗黒の儀式/Dark Ritual
4 : 発掘/Unearth
4 : 強迫/Duress
4 : ハルマゲドン/Armageddon
2 : ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will
1 : 吸血の教示者/Vampiric Tutor

黒ウィニーにハルマゲドンを組み合わせたデッキです。
発掘は使って楽しいカード。暗黒の儀式から隠された恐怖で捨てられたカード
を次のターンに回収できます。
走り回るシリーズが場に出てても、発掘からクリーチャーを出せるのも強みですね。

ただ、九州最強王決定戦本戦では対戦するのは強敵ばかり。
補充デッキには勝てたものの、レベルと赤茶単、黒茶単にボロボロにされて
しまったのでした。

結局この日は1-4と惨憺たる結果。戦績もトータルで11-13と負け越しが
決定してしまいました。

実際これまでは自分の好きなようにデッキを組んでいたのですが、メタデッキに
対応できるように組むことの重要性を実感した1日でした。。。。

次回はいよいよ、アメリカ編をお送りします。
これまでの人生で、競技マジックに最も熱心に取り組んだ2年間。
じっくりお話して行きますよ!
FB福岡は1年で閉店、1999年8/29に閉店記念大会に参加したデッキがこれ。
カードプールは第6版+テンペストブロック+ウルザズブロックです。

「プロパランデス」
土地 (25)
5 : 島/Island
5 : 山/Mountain
5 : 沼/Swamp
2 : 真鍮の都/City of Brass
3 : 硫黄泉/Sulfurous Springs
3 : 地底の大河/Underground River
2 : 反射池/Reflecting Pool
クリーチャー (4)
3 : なだれ乗り/Avalanche Riders
1 : パリンクロン/Palinchron
ランデス(12)
4 : 涙の雨/Rain of Tears
3 : 汚れ/Befoul
3 : 石の雨/Stone Rain
1 : 略奪/Pillage
1 : 塩まき/Sowing Salt
その他 (20)
4 : 暗黒の儀式/Dark Ritual
2 : ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will
4 : プロパガンダ/Propaganda
4 : 溶暗/Fade Away
2 : 移ろいの門/Erratic Portal
2 : 火薬樽/Powder Keg
2 : ブレイドウッドの六分儀/Braidwood Sextant

パイロブルーでのプロパガンダが思いの外強かったので、これを使ってランデス
したいとの思いから作ったデッキです。

オリジナルな要素は(2青)のソーサリー溶暗。
「各クリーチャーについて、それのコントローラーが(1)を支払わない限り、
そのプレイヤーはパーマネントを1つ生け贄に捧げる」

ランデスはうまく回ればどのデッキにも強いけど、ドローがかみ合わないとあっさり
負けることも多いので、結局戦績は2-2、2-3とトータル4-5の負け越し。

プロパガンダのおかげで、ランデスの弱点とされるウィニーには強かったけど、
ハンデスやパーミションと当たることが多く、あまり溶暗が活躍できなかった
ですね~。残念!


FB福岡が閉店してからは、専らFB徳山か小郡LUPAで遊んでました。

続いてのデッキは、1999年冬から2000年春頃までたびたび使ってたデッキです。
カードプールは第6版+ウルザズブロック+ネメシスまでです。

「カソーディアンスパーク」
土地 (24)
11 : 山/Mountain
5 : 森/Forest
2 : ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment
2 : 樹上の村/Treetop Village
4 : カープルーザンの森/Karplusan Forest
クリーチャー (8)
4 : チクタク・ノーム/Ticking Gnomes
4 : 陰極器/Cathodion
バーン(28)
4 : 炎の印章/Seal of Fire
4 : ショック/Shock
4 : 火炎噴流/Flame Jet
4 : 電撃破/Lightning Blast
4 : 蒸気の突風/Steam Blast
4 : ハリケーン/Hurricane
2 : 断層/Fault Line
2 : 溶岩噴火/Volcanic Geyser

な~んか、バーンばっかりですね(^^)
プロテクションに邪魔されないアーティファクトクリーチャーとバーンの
組み合わせです。

陰極器のマナ生成能力は、むしろメリットになるようにしてます。
デッキの名前も陰極器+電撃破のシナジーに由来してます。

でもハリケーンのためだけに緑を足すのは、今みたらどうかと思いますね・・・
若気の至りでしょうか・・・

気になる戦績は3-1、3-2、2-2、4-1、2-3とトータル14-9の
結構いい勝率でした。
この頃流行ったのは、白ウィニー、ストンピィ、スーサイドなどのウィニー系と
黒コンだったので、うまくメタに合った感じでした。


山口県内で遊んでばかりだったので、どこか遠くでマジックしたいという気持ちが
この頃沸々と湧いてきました。
そう、初めてのマジック遠征に挑戦です。

時は2000年3/26。行き先はFB東京。水道橋だったかな?確か総武線の秋葉原~新宿間のどこかの駅からちょっと歩いたところにあったかと思います。

店内は7~80人くらいは入れそうなデュエルスペース。さすがは大都市です。
このときの参加人数は44人、6回戦でした。

参加したデッキはこちら。
カードプールは第6版+ウルザズブロック+ネメシスまでです。

「神の鉄槌」
土地 (25)
11 : 平地/Plains
10 : 山/Mountain
4 : 近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower
クリーチャー (19)
4 : ルーンの母/Mother of Runes
4 : 長弓兵/Longbow Archer
4 : 捨て石の兵員/Expendable Troops
3 : 弧炎の魔道士/Arc Mage
4 : 誠実な証人/Devout Witness
その他(17)
4 : 復仇/Reprisal
2 : お粗末/Humble
2 : 流刑/Exile
3 : 神の怒り/Wrath of God
4 : ショック/Shock
2 : ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan

歴代の相棒の中でもかなりお気に入りのデッキの一つです。
上でも述べましたように当時はウィニー系がメタの中心だったので、同じくらい
軽量のクリーチャーを並べ、適当な時にラスゴで流し、ハンマーを使いまわして
勝ちという狙いのデッキです。

第6版ルールで、捨石の兵員がとても強かったですね~。
復仇も怨恨のせいで、ムダになることが少なかったです。

FB東京で4-1-1で6位。その後山口でも3-3、3-1-1、3-1、3-2、
1-3とトータル17-11-2というなかなかの勝率でした。
時は1999年春頃。

フューチャービーのホームページで徳山にも店舗があることを知り、早速
行ってみることにしました。

お店は1階がテレビゲームのコーナーで、2階がTCGの販売でデュエルルームも
そこにありました。デュエルルームは30席分くらいあったかな。大都市なら
いざ知らず、今思えば贅沢なつくりですね。

この頃は、一つのデッキを長く使い続ける今のスタイルと違って、いろんなデッキ
を大会に持ち込んでいました。だから1つのデッキでは、せいぜい3~4回くらい
しか大会に参加してなかったんです。

大会用3つ目のデッキはこれ。
カードプールは第5版+テンペストブロック+ウルザズブロックでした。

「攻撃的パーミション」
土地 (25)
9 : 山/Mountain
9 : 島/Island
2 : カルデラ湖/Caldera Lake
2 : 反射池/Reflecting Pool
3 : 不毛の大地/Wasteland
ダメージソース (22)
4 : チクタク・ノーム/Ticking Gnomes
4 : ショック/Shock
4 : 火葬/Incinerate
4 : 焚きつけ/Kindle
4 : 蒸気の突風/Steam Blast
2 : 地震/Earthquake
その他 (14)
4 : 無効/Annul
4 : 誤算/Miscalculation
4 : 軽快なリフレイン/Lilting Refrain
2 : ジョークルホープス/Jokulhaups

なぜマナ漏出でなく無効なのかは良く覚えてないのですが、軽快なリフレインが
いい働きをしてくれるのは良く覚えてます。適当に時間を稼いでジョークルで
リセットして、あとはバーン呪文をたたきつけるという感じ。

カウンターバーンという通称よりも、攻撃的パーミションという言い方のほうが
なんか好きでした。

戦績は、1-1-1Bye、2-4、4-1、3-2とトータル10-8-1Byeで、
何とか勝ち越せました。
この頃のメタデッキは、スーサイドやスライなどのウィニー系、NWOなどのボード
コントロール系などでした。

FB徳山でお会いしたのが、愛称「悪代官」さんというジャッジの方。
小郡駅近くのLUAPというモールで、毎月大会を開催されているとのことだったので、
そちらにも良く顔を出したものです。

スタンはもちろん、エクテンや非公式ながらジャパンクラシックというフォーマット
に参加したのも、このLUPAで行われた大会でした。

エクテン用デッキ(第5版+アイスエイジ以降メルカディアンマスクスまで)
「フォースと共にあらんことを」
土地 (26)
16 : 島/Island
3 : フェアリーの集会場/Faerie Conclave
4 : 不毛の大地/Wasteland
2 : 流砂/Quicksand
1 : Thawing Glaciers
クリーチャー (1)
1 : パリンクロン/Palinchron
カウンダー (20)
4 : 魔力の乱れ/Force Spike
3 : 無効/Annul
4 : 対抗呪文/Counterspell
3 : 禁止/Forbid
2 : 雲散霧消/Dissipate
2 : Force of Will
2 : 誤った指図/Misdirection
その他(13)
4 : 噴出/Gush
4 : レガシーの魅惑/Legacy’s Allure
1 : 不実/Treachery
4 : ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk

この頃はカード資産が随分増えてきたようで、ネビ盤4枚とか特殊地形とかも
入れられるようになりました。

戦績は
R1. 赤単スニーク:○○
R2. 緑単ストンピィ:○×○
R3. スーサイド黒:×○×
R4. 青単メガパーミ:○×△
R5. スーサイド黒:○××
で2-2-1と平凡なものですが、カウンターデッキはじっくり遊べてこの頃から
お気に入りでした。

ジャパンクラシック用デッキ(第4版+ミラージュブロック以降マスクスまで)
「燃えよ、燃え上がれ、燃え尽きよ!」
土地 (23)
14 : 山/Mountain
2 : ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment
2 : 流砂/Quicksand
2 : ミシュラの工廠/Mishra’s Factory
3 : 不毛の大地/Wasteland
クリーチャー (2)
2 : マスティコア/Masticore
バーン(29)
4 : 稲妻/Lightning Bolt
4 : ショック/Shock
4 : 火葬/Incinerate
4 : 焚きつけ/Kindle
2 : 電撃破/Lightning Blast
3 : 火炎破/Fireblast
4 : 蒸気の突風/Steam Blast
4 : 地震/Earthquake
アーティファクト(6)
4 : 呪われた巻物/Cursed Scroll
2 : ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk

デッキについては説明不要でしょう。
バーンも自分の好きな要素の一つです。

戦績は
R1. 青単メガパーミ:○○
R2. 黒単ポックス:○××
R3. 黒単ハンデス:○○
R4. 白ウィニー:○○
で3-1で3位、3パックゲットしました。

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